~過去への扉~


〇はじめに

 脱出ゲームブームまた来ましたねぇ~



〇想起する作品

 「LIAR GAME」
 「SAW」シリーズ
 「人狼ゲーム」シリーズ
 「セッション9」(2001)
 「アイデンティティー」(2003)
 「ハイテンション」(2003)
 「シークレット ウィンドウ」(2004) 
 「マインドハンター」(2004)
 「マシニスト」(2004)
 「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」(2005)
 「叫」(2006)
 「THR3E 影なき爆弾魔」(2006)
 「ナンバー23」(2007)
 「ザ・ウォード 監禁病棟」(2010)
 「クライモリ 禁猟区」(2010)
 「シャッター アイランド」(2010)
 「ザ・インシデント」(2011)
 「グランドピアノ 狙われた黒鍵」(2013)
 「スケア・キャンペーン」(2016)
 「タイム・ループ 7回殺された男」(2016)
 「マローボーン家の掟」(2017)
 「ゴーストランドの惨劇」(2018)

 とりあえずざっくり列挙したけど、なんかもっとしっくりくる似通った映画があったと思う... 


〇こんな話

 いよいよパラノイアの最終章が始まる! このゲームに勝てば念願の1億円だ!!



〇過去と向き合う

 深夜の閑散としたコンビニ(?)のレジで退屈を極めゲーム(PSP?)に興じる男。唯一の客にも不愛想を決め込み難なく対応...


 夜勤を無事終え帰宅した家は独り身の男のモノとしてはどうも似つかわしくなく、母親との同居なのかと安心してみれば、彼が訪れた寝室には誰もおらず写真が飾られているだけ。どうやら何か事情がありそうだ...


 またいきなり元カノ(ゲームの相棒)が家を訪れ、パラノイアなる謎解きゲームの最終ステージが始まることを告げる。これまでに彼らが切り抜けてきた窮地があることを思わせ、これはシリーズものであり前日譚を把握しておく必要があったのでは?...と不安に陥らせる演出が気がかりで...

 またまたゲームが始まってみれば、こちらに考える余地を与えずそもそも何が謎なのかすらわからないまま勝手に謎解きを開始し、あっさり解いてしまうプレイヤーが描かれていき置き去り感が拭えない...

 しかしそれらは裏を返せば、否応なくゲームに向き合わせる動機付けであり、と同時に必然的に現状を成立させている過去へのアプローチを強制するトリガーになっていることに気付く...


 彼の内面に巣食う呪縛とその病巣を、肉体的解放を掲げる脱出ゲームへと投影させる試みは面白いし、両者の照会は大まかに合点の行くものである。

 しかしどこからどこまでが?」とする細かな線引きが至極曖昧でモヤモヤ感が晴れることはないので、鑑賞者が脱出ゲームというテーマに求める感情と大きく乖離する可能性は絶大...

 いや線引きをする必要なんて別段無く、そのモヤモヤや混乱こそが彼が晒され続けた無理解の境地であるとする狙いがあるのだろうけれども...



〇最後に

 まぁわかるけど、いやわかった気で勝手にいるだけだけど納得は全くいってない。

 ではでは・・・



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