~パパからママへ~
〇はじめに
トリッキーではあるんだけど、やり尽くされてるんだよなこの系統の作品。〇想起する作品
「箪笥」(2003)「ハイテンション」(2003)
「シークレット ウィンドウ」(2004)
「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」(2005)
「ハサミ男」(2005)
「THR3E 影なき爆殺魔」(2006)
「ゲスト」(2009)
「グッドナイト・マミー」(2014)
「ステファニー 死体と暮らす少女」(2017)
〇こんな話
パパは娘のために頑張るんだ!!〇パパからママへ
妻を火事で亡くし、娘2人と一緒に過ごせる時間をつくるために、住み込みで働けるアパートの管理人という職についた元警察官フィル。彼の境遇とバイオレットとローズという娘2人と向き合おうとする姿勢から受ける印象に対し、妻を亡くしてから黒魔術にハマっているという怪しげな同僚、どこかいい加減で妻子(息子2人)があるにも関わらず不倫に奔る同僚、確かな地位を築きながら覗き魔な上司、と配置することでどこかチグハグな行動から目を逸らさせるのはうまい。
この男たちの視点というのはどこか通ずる部分があり、また何かしらの面で理想像であり、しかしその立場であればあるが故に何かしらが欠落していると感じており何かを欲っしてもいる、といった関係性である。
ここにバイオレット同様妹の存在にヤキモキしたという女性の存在も相まって辿り着いた真相(動機)は確かに際立つモノがあるし、辻褄合わせもそれなりにピンと来るのだが、そこに何かしらのメッセージがあるのかといわれると正直わからない。
家族の在り方向き合い方というところなのか、「ステファニー 死体と暮らす少女」(2017) のような子育てや教育への訴えなのか・・・
そのシチュエーションを成立させるためだけに必要だったものが散見され、迎えるべき帰結に説得力が伴っていないと感じてしまうのが1つ要因であろう。
う~む・・・
〇最後に
謎解きを楽しむだけであればそれなりなのかな。ではでは・・・
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