~やらない偽善~


〇はじめに

 勝手に「サイレント・ワールド」シリーズ第4弾!!

 原題:「2012: ICE AGE」


 時間経過がイマイチわからないことや、道路や周辺環境が一瞬で変化するのはこの手の作品を愛する者にとっては余裕のご愛嬌。今回試されるは、終始「それ今やる必要あるの?」という展開の繰り返しへのイライラ耐性...


〇想起する作品

 「アルマゲドン」(1998)
 「カリフォルニア・ダウン」(2015)


〇こんな話

 アイスランドのヘクラ火山が噴火し、


 氷河が1600キロに渡り破壊。


 氷河はカナダを飲み込み、北アメリカへと向け行進を始める。



〇対策1

 戦闘機が出撃しミサイルで迎撃



 結果:ほぼ無傷


〇対策2

 爆弾投下?




 結果:亀裂が入った程度


〇対策3

 核ミサイルの発射? 核弾頭の投下?



 結果:目立った効果無し


〇対策4

 氷河に上陸して大量の時限爆弾設置。空爆とも言ってる?


 この穴も掘らずただ置いている感がツボ。



 結果:・・・



〇対策5

 撃つべし撃つべし撃つべし撃つべし撃つべし撃つべし撃つべし撃つべし


 あれ?編隊組んでたのに...


 あれ?デジャヴ??



 結果:氷河は崩壊したが・・・




 終わり。


〇イライラ

 この第4弾は、前勝手に3作品とは少し趣が異なり、現象の最前線で戦う者たちがメインに描かれるのではなく、現象に苛まれ逃げ惑うしかないイチ家族が代表として描かれることになる。

 家族ドラマが現象からの影響を受けはすれど、彼らの行動は現象に一切反映されない(直結しない)一方通行故、現象と彼ら家族との繋ぎとして最前線で戦う者たちが併行して描かれるのだが、彼らには一切のドラマは無く淡々と描かれるのみで、如何に家族ドラマを魅せられるかに掛かっているのだが導入から雲行きが怪しい


 娘を空港に送る際、無線の交信を試みている。しかし主人公が相手に伝えたかったことというのが「それ後で良くない?」という内容であり、自称愛する娘を送り届ける今この瞬間であるという必然性が皆無。しかもこのやりとりで明らかとなる事態がこれよりも前に別のところ(本部)とも行われており、そちらの方が情報を正確に把握しているに留まらず、上司にお前はいらない呼ばわりされる始末で、尚の事主人公の存在に意味を見出せなくなる。

 また、基本何か乗り物に乗っているだけなのに、「やる」「やらない」の押し問答が繰り広げられ、いやそんなこと議論してる時間があるならばさっさと手や足を動かしちゃえばいいのにってことが延々と続くったら続く。そして結局やらないし、また案の定の嵐... その時間必要だったかな??


 アイスランドの氷河が火山によって引き裂かれたことと、ニューヨークと氷河が衝突したことを以ての、家族の離別と再開、及び娘の彼氏との邂逅といったドラマとの同期なのだろうがこれもなんともね...



〇小ネタ

 この飛行機の主翼が凍り付いていく画も結構使いまわされてると思う。



〇最後に

 ちょっとシリーズの雲行きが怪しくなってきたね。

 ではでは・・・


このブログを検索

Wikipedia

検索結果

アーカイブ

QooQ