~ちゃぶ台返し~


〇はじめに 

 どんでん返しというよりちゃぶ台返しじゃないかな…これ。



〇想起する作品

 「ユージュアル・サスペクツ」(1995)
 「ワイルド・スピードX2」(2003) 
 「カオス」(2005)
 「インサイドマン」(2006)
 「バンク・ジョブ」(2008)
 「ザ・タウン」(2010)
 「テイカーズ」(2010)
 「フォーカス」(2015)
 「ボーダーライン」(2015) 
 「トリプル9 裏切りのコード」(2016)
 「バンクラッシュ」(2016)


〇こんな話

 秘技! ちゃぶ台返し!!



〇返ったからといって・・・ 

 強盗多発地帯であることが明示され、そんな地域で遭遇してしまった事件の最中腰にあった銃に手を伸ばす警官の姿に何を見るのか?

 強盗犯は抵抗を試みたのだと判断し射殺。事件後現場検証に訪れた刑事は馬鹿だと吐き捨てる。

 そもそも彼は抵抗する気などあったのか? 単にコーヒーをこぼしてしまったことに起因する偶発的なものではなかったか?

 その場において生死を分けたものは何だったのか…この最初の事件においてその時と場及び立場におけるモノの捉え方の違いというものを印象付ける。さらにこれが主犯と想われていた男のラストの行動にも掛かってくる…


 酒に女にドラッグとのめり込んでいるニック。刑事としてはかなり有能な様だが、私生活はというと…

 妻から離婚を切り出されるも、娘は父との突然の別れに戸惑いを隠せない。彼は良き父であった反面、良き夫ではなかったということであろう。離婚届を渡すに当たり、独りで友人宅に押し掛け腹いせだろうその場のムードをぶち壊す。

 片や強盗団。家族ぐるみでつるみがある様で、1人はニック同様娘を愛している姿が描かれる。娘の彼氏に喝を入れる様に妻娘は不安を覚えつつもどこか信用している様で、また彼らの中で歯止めを利かせるための役割分担ができている。

 離婚を経験している者の多い警官と、一家団欒が描かれる強盗団の対比がひたすらに行われ、主に誰と誰との?という対立構造が明確化していく一方、一見正義と一見悪党という境界は曖昧化していく。警官が強盗団を追い詰めるスリルを楽しみながらも、強盗が失敗しないかとまたヤキモキさせられる。これが壮大なブラフであったわけだが、これがひっくり返るまでは中々に面白かった。




Elle Whitfield , Madelyn Lazar

 この2人のこれからに期待





 インタビュー?動画あった・・・




〇最後に

 なんか引っ掛かるのよね・・・

 ではでは・・・


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