~もっと良い方法があるのではないだろうか?~


〇はじめに

 そもそものアイデアが馬鹿げているにも拘わらずそれを実現してしまうというひたすらなる才能と努力の無駄使いが、この劇中世界の抱えているエネルギー問題に説得力をもたらしているというのは皮肉なのか・・・?


〇想起する作品

 「ミラーズ」(2008)
 「+1」(2013)
 「ダーク・グラビティ」(2013)
 「ハードコア」(2015) 
 「プラネット・オブ・ロボット」(2015) 
 「シン・アルマゲドン」(2016)
 「パーフェクト・ワールド 世界の謎を解け」(2018)
 「仮面ライダー龍騎」
 「FAIRY TAIL」


〇こんな話

 エネルギー問題もこれで解決!



〇それができるならもっと他の事ができたんじゃない? 

 エコー世界におけるPOVの演出というのは、作品全体としてある謎が徐々に解き明かされていく工程と、エコー世界という未知の場における主人公の立場とが相まって功を奏していたのではないだろうか…


 ただなんだろうね…随分といろいろと遠回りな考え方をしていないかね?

 エコー世界を創る質量はどっから来てるん? その質量を変換した方がはやない? 高次元から我々の次元へとその質量を落とし込むためにエコー世界を創る必要があったって話? ってか地球規模でやる話なのこれ? もっと小さいモノで代替可能では? 理論上可能て…その前身となる計画は無かったの? 新薬開発でいきなり人体実験してるどころか処方してる様なもんだぞこれ・・・ 突飛すぎてこれまでの経緯が見えないよね。

 今作のエコー世界って並行世界ではなく対称世界(反転世界?)って位置づけよね。文字が反転しているとする話があるけど、オリジナルとコピーとで会話って成立しうるの? 反転する翻訳ソフトでもあるのか。いや人間自体が変換(反転)されて送り込まれるのか。どうでもいいか…

 あとコピーって自身がコピーであるとどうやって認識できるの? 全てコピーされてしまったのならばオリジナルもコピーもエコー世界を創るまでの同じモノを有しているわけでしょ。コピーという引け目よりもオリジナルであるとす自負が勝ると思うけど。両世界の力関係が逆転してるって話もこことの兼ね合い全く無いし。主人公=オリジナルという前提で展開するPOVのデメリットだったのかな。

 エコー世界の妹とその息子は死んでいるわけだけど、もし生きていたらどうしていたのか?ってのがこの作品の問いかけになるべきなのでは…と思ったけど、これも敢えて避けたんだろうね。



〇最後に

 う~ん、まぁ浪漫は感じるかな。

 ではでは・・・


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