~断れないよね?~


〇はじめに

 「ヒッチャー」(1986) のリメイクであるが、「ヒッチャーⅡ」(2003) もありきで作られていると思う。これはこれでアリだ。オリジナルの良いところすべてを排除して現代風に置き換え、とりあえずワチャワチャさせてみたってな感じ。


〇想起する作品

 「ロードキラー」(2001)


〇こんな話

 え、乗せてくんないのかよ・・・



〇こ、断れないグヌヌ

 ヒッチハイクの現実味というところに苦悩したのだろうか。1986年と2007年とでヒッチハイクに関する見識というか常識というかおそらく異なっているのだろう。

 ハイウェイにおいてウサギが横断しようと車は止まることは無い。容赦なく轢き殺す。そもそも気付いているかも不明。鹿が飛び出してきてもブレーキを踏まないといった話が頭を過る。ブレーキを踏むと乗車している人間側があぶないとかなんとか。そういった印象を受けて現れるジョン・ライダー。この流れはうまかった。

 ただここからは、というよりこの流れによりそもそもの話の根幹がズレてしまっているために、オリジナルにおける怖さとは別の意味合いの怖さという存在を楽しまなくてはならなくなる。これをどう捉えるか・・・

 何気なく軽い気持ちで乗せてしまったヒッチハイカーが・・・(´・ω・`) 

というところを楽しむ作品が、

 警戒心バリバリで最初は乗せなかったけど、次に出会ったときにその罪悪感から必然的に断れない雰囲気を作り出され・・・(´・ω・`) 

 というようになっている。これはこれでうまいんですよね。時代の潮流を捉えているし…。

 でもオリジナルのおもしろさってそこだったかな?となると疑問を拭えず、素直に楽しめない自分がいる。



〇最後に

 時代に合わせようと頑張ったけど難しかったのかもね。そのシチュエーションを成立させようとする努力は感じられた。   

 ではでは・・・


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