~消えた死体~
〇はじめに
遺体安置所における警備員のとばっちり感がオリジナルはまだ彼自身の暴走によって…という不可抗力な一面があったが、今作は犯人が意図的に殴っている。解消どころかより一層引っ掛かってしまった。〇想起する作品
「殺人の告白」(2012)「デジャブ」(2018)
〇こんな話
「ロスト・ボディ」のリメイク。〇消えた死体
オリジナルからの主な変更点、妻ではなく婚約者、娘ではなく婚約者の妹
そして事故は同乗しておらず、且つ轢き逃げ事故に
オリジナルは妻に死なれてしまった男……妻に生きていてほしい男(刑事)と、妻に死んでいてほしい男(容疑者)という生きている人間2人を、1人の女性の消えた死体によって通じさせていく様が見事だった。
このリメイクはその道程における汚らしさやいやらしさが削がれている反面よりスマートな雰囲気で進行し、また上記の変更点によってその過程において実は抜け落ちている部分があったとしてオリジナルには無かったその先を描き出すことで、消えた死体にもう1つの意味を付加し、彼らの救済と断罪を復讐の完遂(死によって)で終わらせなかった点が妙だったと思う。
〇最後に
まぁオリジナルの方が好きだけど、これはこれでおもしろかった。ではでは・・・
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