~目的と手段を履き違えるな~


〇はじめに

 嫌いじゃないというかむしろ好きなんだけど・・・


〇想起する作品

 「カイジ」
 「プリズン・ブレイク」
 「デス・レース」シリーズ
 「サドンデス」(2013)


〇こんな話

 スタローンはオマケ程度だけど良いとこどり。



〇目的と手段…直感とエゴ…

 主人公側は自らの肉体に刻み込まれた確かな経験・知識によって得られた理論を重んじ、そこから来る直感に身を委ねながらも何より仲間への信頼(チームワーク)を絶対視する。

 対し敵側は仲間ではなく仮に人間を排除することになってもコンピュータによって導き出されたアルゴリズムを重要視する。

 この対立がメインであるのだが、主人公側の取っ掛かりとなるものが脱獄不可能とされる監獄のセキュリティを容易に突破できる超ハイテク技術であることが彼らの主張を曇らせることになっているのが残念でならない。

 手段に過ぎないはずのアルゴリズム…という名のエゴ…が目的となってしまった者と、目的を達成するための手段をわきまえる者、と観せるのが本意だったのだろうが、ピースの1つに過ぎないはずの手段を絶対に欠かせないモノとして描いてしまっているので、彼らの重んじているモノへの説得力が霞んでいる。これは本来逆に描くべきはずのところだろう。


 まぁそんな細けぇことは抜きに、最後に頼みとなるのは自らの腕っぷしであることに代わりねえだろってな作品だから、そこを楽しめればいいんでないかな・・・


〇最後に

 続編あるんか~い!!


 ではでは・・・




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