~ナイスヒッチング!~
〇はじめに
赤の他人を車に乗せるのは抵抗あるよね。でもこちらが2人だったら・・・〇想起する作品
「サランドラⅡ」(1985)「ルール2」(2000)
「ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS2」(2003)
〇こんな話
ここヒッチハイク禁止ですよ!!〇前作を踏襲した導入はうまい
無警戒むしろ歓迎してヒッチハイカーを乗せた前作ありきで観せられる導入。惨劇再びと警戒心を抱かせるが実は・・・と逆転させて観せる。ヒッチハイカーが正義であったと。結果的に誘拐されていた子どもは助かったものの、過剰防衛だったと観せる。これによりあの場面において「だったらどうしたらよかったのか?」という境界線の曖昧さや難しさを意識させられる。あのタイミングで発砲していなければ殺されていたかもしれない。遠距離武器を保持していないとわかったのは犯人が死んでからである。過剰防衛は結果論でしかない。全員善人ではないし、全員悪人でもない。それをどのように判断していくのか。前作における迷いというものがまたもや顔を出す。主人公の前作で負った精神的なダメージを踏襲しつつ描いた導入は引き込まれた。
この判断のつかなさ、疑心暗鬼具合、迷いを描くのは作品を通してうまかったのだが展開の仕方がどうも・・・
全てを信用しきれなかった彼女が彼氏と同じ道を歩むことになる。この流れは前作において不明確だったヒッチャーという存在が明確化しているが故の変化なのだろうが、前作との情報量の差で不条理な演出としては少し弱いと感じる。
〇最後に
被害者感情が先行して観てたわけだけど逆にね、他人の車に乗れるってのもすごいよね。どんな人が止まってくれるか乗せてくれるかわからないわけじゃない。ある程度鈍感か無神経か・・・ 親切心から止めてくれる人と、下心ありきで止めてくれる人とどちらが多いんだろうね。ではでは・・・
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