キリング・ガンサー (2017)

2019年10月17日木曜日

2017年の作品 ジャンル:コメディ 製作国:アメリカ

t f B! P L


~おマヌケ集団~


〇はじめに

 クラピカは言ったぞ…「拙い連携は混乱を招くだけだ」と。


〇想起する作品

 「スモーキン・エース」(2006)
 「ジョン・ウィック」シリーズ


〇こんな話

 俺たちガンサー殺し隊!!



〇いろいろと中途半端かな

 どこか洗練されていてどこか拙い。変にフィクションを織り交ぜながらも、変なところで妙にリアリスト。ガンサーを殺すことに大義を掲げる一方で、その実の動機とするところ。

 ドキュメンタリー制作という体で、彼らのバックグラウンドを探ることで見えてくる殺し屋というスマートなイメージを払拭する彼らの人間味は面白い。計画の段階だけでなく殺しの現場でも、さらには計画外の予期せぬ事態においても発揮される間の抜けたやり取りは確かに笑える。そしてそれぞれの殺しの技量を一切発揮せずに死んでいく様もギャップを狙ってるのだろう。

 しかしこの彼らの絡みが“外し”の一辺倒しかないのがちと辛い。VSガンサーにおける現場において彼らの噛み合わせをマイナスにだけでなくプラスに働く事象で何か描けなかったか。痴情のもつれとカップルの成立とはそれに配慮した結果だろうが、これだけだと彼らを集めた意義ってのがあまり感じられないのよね。個性派集団としてキャラが立つわけではなく、単なるおマヌケ集団として括りにされて終わってしまうよ。


 それにシュワちゃんを全面的に押し出しながら、最恐の殺し屋として中々姿を現さないってのもなんだかね…

 それが元々の筋書だったのか、それともシュワちゃんの限界だったのかがイマイチ見えてこないのがまた中途半端に感じてしまうというか…

 シュワちゃんだから観たのに、この役シュワちゃんじゃなくて良かった、いやじゃない方が良かったのではとすら思えてしまうのがまた悲しいよ…


 まぁコメディだからこういったツッコミは野暮か・・・いやござれか・・・



〇最後に

 次はいつ会えるでしょうか? 「ターミネーター」か?


 ではでは・・・

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