恋と嘘 (2017)

2019年10月15日火曜日

2017年の作品 ジャンル:恋愛 製作国:日本

t f B! P L

森川葵



〇はじめに

 役人のたタメ口が気になる。あんたらにとって子どもは絶対的な保護対象だろ? 所詮は大人の都合でそういう意識が抜け落ちてると観せる演出かもしれないけれど、紳士的に振舞い彼女らの事をわかってあげようとしてもわからないところがある、として観せた方が若者たちの輝きが増して絶対良かったよ。


〇こんな話

 自由恋愛禁止。国でカップリングを管理します。



〇ミスマッチ

 所々間がおかしいんだよね。運命の出会いという位置づけで、16歳になるまでの時間というのと、いざ誕生日を迎える上での日付が変わるまでの焦れったい時間、という対比なのかもしれないけど、0時に政府通知が届いた直後に姿を現せる男ってどんな男よ・・・ 相手の方が先に政府通知が届いていたとしてもよ。何?張り込んでたの?

 まぁ不器用なりに頑張ろうとしている感は後々伝わってきたけどね。

 常に葵の流れる時間に寄り添ってくれる(…待ってくれるというかむしろ後ろから支えてくれる)司馬君に対して、常に自分のペースの高千穂君ってな対比による三角関係を構築したいという意図はわかるんだけど、どうも唐突に感じてしまって、序盤でやはりデフォルメがあるんだなと敬遠してしまった。


 あとこの少女漫画的デフォルメに森川葵が見事にミスマッチ。こういう作品でこういう役って、演じている身でもよくわかってないような初々しい女優が演じているからこそウケるというか、そういうフワフワ感が相乗効果をもたらすわけで。そしてそれに意図せず踊らされる男たちってのが味なわけで。俗に言うアイドル映画と揶揄されるけど。私も嫌いな部類だけど。

 でも彼女って何か余裕があり過ぎるのよね。彼女の無意識無神経な言動に踊らされる男たちって構図ではなくて、男たちの無意識を埋める存在として彼女が君臨してしまうから、男たちが彼女の掌の上の様に映ってしまう。あざとさに見えちゃう。いや違うな、葵というキャラがありながら彼女が男たちを支えているというか引っ張ているというか、ギャップが生まれてしまう…


 う~ん、超絶微妙だったな。残念。


〇最後に

 少子化だとか言ってるけど、そういう世界ってのがあまり感じられないのも致命的だったよね。コンドームの税率爆上げとかあっても良いだろうし、ラブホを国が運営する様になったとかもおもしろい。どうせなら子作り実践演習とかあってもよかったんじゃないゲスゲス。失言議員が闊歩する世の中と見せてくれたって・・・ セクハラパワハラが横行するきったねぇ世界だろうな。

 そもそもね…日本における少子化の原因って単なるカップリングで解消されるようなものかよ・・・ これは言ってはいけないか。そういうお伽話だからね。

 ではでは・・・

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