コードネーム B.A.D.G.E.R (2019)

2021年12月18日土曜日

2019年の作品 ジャンル:アクション 製作国:カナダ

t f B! P L

~アメリカアナグマ~


〇はじめに

 BADGER...バジャー



〇想起する作品

 「イコライザー」シリーズ
 「影のない男」(2004)
 「ウェズリー・スナイプス ザ・シューター」(2007)
 「ディス/コネクト」(2012)


〇こんな話

 孤独な殺し屋と孤独な女の出会いと別れ、束の間の物語...



〇味気無さを覚える

 社交性に乏しく単独行動を好み、脅えると極度の攻撃性を示すという、地下に生息する夜行性肉食哺乳類BADGER(アメリカアナグマ)をコードネームに名乗る殺し屋が主人公。


 彼は“他人に決めてもらうこと”をモットーに間違いは犯さない。しかし殺し屋でありながら隠密とは無縁、いつもド派手に痕跡を残し仕事を完遂するという。またそんな仕事の豪快さとは裏腹に、日常は地味で暇に満ち溢れ妄想に耽ることはしょっちゅうだとか...


 ある日、ヴァシリーという人物の秘蔵っ子だというチャットレディから情報を探れとの依頼が。彼はその女性にあらゆる方面から接触を図っていく...


 フェイストゥフェイスなリアルと匿名故に曝け出せるネットの世界、昼の散歩人と夜の仕事人、独りの男と殺し屋、独りの女とチャットレディ、雇用主と殺し屋、支配と隷属、アダルトチャットと寸止め、

 宇宙に散らばる星の数は、世界中の海岸の砂粒よりも多い...私たちはちっぽけな存在...

 人の思考はどこから来るのか?、遥か彼方からファイルがダウンロードされて...

 贖罪と復讐は時として相通ずる...

 人は死んだら未来へ...


 シナジー...シンパシー...、男と女のそれぞれが抱える孤独を浮き彫りにしていくドラマは正直冗長。おそらくそのメリハリだろうアクションは洗練美を感じるもののそれを払拭するには至らない。それらを繋ぐ画は時折惹かれる魅力を発揮するも、バランスや調和が図られているとも思えず、なんとも味気なさを覚えてしまう作品だった、残念。



〇最後に

 これはジャケに惹かれて観られる(観るべき)作品じゃないな・・・

 ではでは・・・


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