~近過ぎちゃって~♪~
〇はじめに
ホラー映画でよく“あまり怖くなかった~”とか“大したことなかった”とか書くことがあるんだけど、実はまぁ基本的に全部怖がってるし、画面及びスクリーンの前ではビビって観ているわけだけど、この作品はその中でも自分だったらどうするだろうか?とそのシチュエーションに置かれた自分を見るほどに怖かったしおもしろかった。〇想起する作品
「ジュラシック・パーク」(1993)「サウンド・オブ・サンダー」(2005)
「デス・レース」(2008)
「GAMER」(2009)
「ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星」(2011)
「ジュラシックワールド」(2015)
「復讐したい」(2016)
「ハクソー・リッジ」(2016)
〇こんな話
ゾンビ版「ジュラシック・パーク」。〇ゾンビから難民問題へのアプローチ
何にでも言えるんだけど、如何に危険なものであろうとコントロール(制御)することができればそのモノの価値はガラっと変わったりする。如何にそれに価値を見出すか、いや見出させるかってな手腕は必要になるわけだけど・・・「ジュラシック・パーク」のパクリかオマージュかは別にして、今や何にでもビジネスチャンスが眠っている廻ってくるという、よくこんなことを思いつくなと感心ばかりの今日この頃、この作品はゾンビをどう見るのか?どう定義するのか?といった要素を据えながらリゾートの在り方に説得力を帯びさせる。アイデアの勝利だね。
リゾートの意義を、ゾンビを憎しみや復讐の対象として位置付けることでのケアの一環としていたり、単なる金持ち連中のお遊戯ないし捌け口としての合法的な殺しの容認だったり、いやゾンビにもまた保障・配慮があって然るべきだとする人権派がいたりと描き出し・・・
しかし綺麗事を並べ立てたところで、目の前に本物のゾンビが現れ襲って来られたらそんなものは何の役にも立たず、誰かに手を汚してもらうか自らが手を汚さなければ死を待つのみで。無関係を装おうともそんなことは一切考慮されない。
そんなこんなで…事件前に声を上げていた人間、事件の最中活躍した人間、事件後声を持つ人間。この辺りの明暗を難民問題に当てはめたいのかな?
ただもう少し管理体制を細かく描いて欲しい。監視カメラでも衛星カメラでもドローン飛ばしたって良いだろうし、どれだけの人間が常駐しているのかを観せてほしい。その島全体を焦土と化すブリムストン・プロトコルが常に島を狙っているとする危機感やピリピリ感がイマイチに感じる。
それにブリムストン・プロトコル発動からの攻撃までのタイムリミットの根拠は?
リゾート内の位置関係もイマイチはっきりしない。どこがどうなってるのかようわからん場面がある。
〇最後に
ゾンビというジャンルにもPOVが浸蝕してきたけど、3Dってもう先駆者いるんだっけ? その内このジャンルもアトラクション型になるのかな?ではでは・・・
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