~救われた命~
〇はじめに
どこにでも公にされない特殊部隊ってのはあるんだね。〇想起する作品
「シルミド」(2003)「ハート・ロッカー」(2008)
「ローン・サバイバー」(2013)
〇こんな話
トルコ軍特殊部隊のお話。〇正義
‟救われた命をまた危険に晒す”‟救われた命だからこそまた命を救いたい”
現行遂行している任務における特殊部隊とカメラマンとの対立と、その任務に至るまでの部隊結成及びメンバー個々の背景が交互に語られていく。
カメラマンの兵士たちへの批判ないし非難はそうあって然るべきであろう至極真っ当な意見の1つだろうが、兵士たちは何もそれを理解していないわけではない事が見えてくる。任務を絶対的な正義であるとして目の前で死にゆく命を選別する彼らにも家族や友人がおりまたその大切な誰かを亡くしている。何かを立てれば何かが立たない。戦場の最前線で戦ってきた彼らだからこその割り切りと、いや任務という絶対的なはずの正義とそれに真っ向から反する自らの正義の差異に揺らぐ彼らに何を見るのか・・・
〇最後に
“救われた命”とする使命感の強さとその葛藤と…というのはわかるのだが、それを相手側にも反映させる何かしらキーとなるものは欲しかった。単純な二元論で語れるいや語るしかない兵士たちの視線はわかるが、折角カメラマンの視点を入れているのだからよりマクロな視点からのアプローチも取り入れてほしくある。ではでは・・・
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