スレンダーマン 奴を見たら、終わり。 (2018)

2019年12月12日木曜日

2018年の作品 ジャンル:ホラー 製作国:アメリカ 都市伝説:スレンダーマン

t f B! P L



~心の闇~


〇はじめに

 さすが「ラスト・サマー3」撮っただけある。くっそつまんねぇ・・・


〇想起する作品

 「リング」
 「THAT」(2016)
 「IT “それ”が見えたら、終わり。」(2017)


〇こんな話

 ジョーイ・キング主役じゃないんかい!!



〇心の闇

 過疎化の進む町、廃れていく田舎町で生まれ育ったレン、ハリー、クロエ、ケイティという多感な年頃の4人の女子高校生。永遠に同じ年齢でいられるのなら?という問いに、今のままが良いと答えるハリーに対し、クロエは過去に想いを馳せ、レンとケイティは未だ見ぬ未来に夢を抱いている。そんな彼女たちの抱える悩みや憂いがスレンダーマンという存在によって浮き彫りになってていく…というのが話の根幹か。


 この街における、いやこの街ならではの生活感がイマイチ見えてこないのが大分辛い…

 彼女たち4人の繋がりを起点とし、そこに生じるほつれから個々人の心の内を掘り下げていこうとしているのはわかるのだが、この狭間を結びつけていくナニカ、心の闇を表出させるにつけきっかけとなるモノ、というより常に彼女らが抱いており独りのとき4人のときとで浮き沈みするモノ及びその様をもう少し丹念に描いて欲しい。

 彼女たちから眺める世界だけではなく、取り巻く人々や環境から彼女たちという存在を眺めさせられなかったか。グループの位置づけはもちろん、学校及びクラス、部活動その他諸々のコミュニティにおける個々人での立場を。彼女らの結びつきから個々人へ落としていくのはもちろんなのだが、その前の部分…個々人から彼女らの結びつきを見出させる段階があるべきではなかったか。そうすることで彼女たちそれぞれの現状はもちろん、これまでとこれからという後悔や不安を展望できる。


 ハリーという像が一番詳細に描かれるのだが、もっともっと順風満帆さを押し出してよかった様に思う。父親からコーチが褒めていたと褒められるのだが、コーチから褒められる直接の画があって良い。さらに彼女の頑張っている姿があっていい。何だかんだうまくいっており現状に満足しているとする印象が大きければ、ハリーにはあるものが描かれない他の3人の空虚さが活きてきたはず…



〇最後に

 なんでこんなにつまらないんだろうね・・・

 ではでは・・・

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