~人が人を裁く~


〇はじめに

 最近日本でもあったからなこんな事件・・・


〇想起する作品

 「完全なる報復」(2009)
 「プリズナーズ」(2013) 
 「ゴーン・ガール」(2014)


〇こんな話

 幸せな家族のはずだった・・・



〇人を裁く 

 心身共に充実していそうな一見善良な市民の様に映る女性を付け狙う男。この時点で、どちらが加害者でどちらが被害者か? どちらが善でどちらが悪か?


 拉致され執拗な尋問により暴かれる彼女の犯した罪。この時点ではどうだろうか?


 そして彼女から明かされる彼女が罰した者たちの罪。ここまで来るとどうだろうか?


 駆けつけた警察はラストの状況から何をどのようにどこまで判断できるだろうか?


 裁判にて一応の結論が導き出されたということは有罪にしろ無罪にしろ法的に裁かれたということで、真実が明らかになったか否かは別にして形式的に事件は終わったことになる。

 法的に無罪となり法的に罰されることのなくなった彼女ではあるが、実際に罪を犯しており自らもそれを認めており、後ろめたさも覚えている様にも見える。これは彼女から罪を償う機会を奪ってしまったともとれないだろうか。

 そして被害者遺族という立場で、殺された妻へ募らせる想いと独自に得独自に解釈した情報から真実を解き明かそうと復讐しようと試みる男。彼女の行いは如何に正論を並べ立てようと身勝手な私的制裁に過ぎないがそれは彼にも言える事。


 仲睦まじい幸せの絶頂に移る家族3人ではあるが、結婚指輪にお酒といった情報を夫はどのように認識し、事実とどのような差異があっただろうか?

 もたらされる情報によって真実というものは如何様にも姿を変える・・・

 さらにはそのもたらされた情報を如何様に捉えるのかも人それぞれで・・・

 そんな中で人は人を裁かなければいけない。

 人が人を裁くということはどんなことなのか? どうあるべきなのだろうか?


〇最後に

 10×10とは何だったのでしょうか?

 ではでは・・・


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