~競泳~
〇はじめに
サメでやってることをうまくワニに置き換えられた作品だと思う。〇想起する作品
「U.M.A レイク・プラシッド」シリーズ「ディープ・ブルー」(1999)
「地獄の変異」(2005)
「イントゥ・ザ・ストーム」(2014)
「ロスト・バケーション」(2016)
「THE POOL ザ・プール」(2018)
〇こんな話
ワニが1匹、ワニが2匹、ワニが・・・、え~っと・・・。1泳~3泳は相当な実力者を起用したのではなかろうか。アンカーの主人公に対し、飛び込み、入水、ドルフィンキック、浮き上がり、ターン、タッチ...明らかに姿勢やスピード感が違う。
彼女も泳ぎが得意であることは伺えるが、1泳~3泳の選手に比べるとどうしても劣っている感が拭えない。アンカーを任されるほどの人物であり、コーチやチームメイトから一目置かれる存在であると見せたいならばこの見せ方は悪手ではなかったか。
父との回想で明らかになっていくが、彼女は確かな実力がありながら、他より秀でたモノを持ちながらもいざという時に勝てないナニカ精神的なものを抱えている。そのナニカを際立たせたいがためによりプレッシャーのかかるリレーであり、且つ勝負を決するアンカーという設定なのはわかるのだが、だからこそもっと突き詰めてほしかった。
例えば彼女の呼吸の向きに関してはどうだろうか。手前が主人公。
飛び込んだ際にライバルは左を泳いでおり彼女の呼吸は右。ということは最初の50は相手の姿を確認できず、折り返して初めて正確に相手の位置を把握することができる。
主人公とライバルという2人の泳ぎの画に終始するのではなく、主人公の目線で呼吸の際にライバルの泳ぎをどう捉えているのかという、彼女の内面に寄り添う描き方ができればより彼女の精神的なものとリンクさせられたのではないだろうか。
相手のラストのタッチもいただけない。最後までスピードを落とさずにタッチする主人公に対し、明らかにスピードを落とす姿勢でタッチするライバル。
画的にタッチの差で負けたことを強調したかったのかもしれないが、これは明らかに彼女が実力で劣っているとする差を際立たせてしまうモノである。どうせなら真上から映しても良かったのではないか。
そして見ての通り彼女はフリー(クロール)の選手である。咄嗟にワニから逃げる際の水中における彼女の足の動きはというと・・・
最大の見せ場だろう、ワニとの競泳に関しても物足りなく感じてしまう。ここはもっとふざけていいところだと思う。
短距離であればあるほどスタートが重要になってくる。水に浸かった状態からワニのスピードに勝つ推進力を得るのは相当しんどいはず。水中でドルフィンキックした方が速いも有り得てしまう。まぁ前見えないけど。水深浅いからあまり有効じゃないか。
だから明らかに場違いな飛び込み台の代わりになるものがあったってよかったのではないかと。そこで父親が「泳げえええ!!」ではなく「Take Your Marks」。彼女の精神的な切り替えというか、やる気スイッチにだって繋がる。
あとは漢としての見方が入るんだけど・・・
練習用水着なのかもしれないけど、もう少し水着をピチピチにしてよかったんじゃないかな。
建前で言えば、これ谷間見えてるでしょ。相当な抵抗よ。
本音を言えば、脱いだときのギャップに繋がらないのよね。終始薄着でたわわを魅せつけてくる彼女をもっと際立ててあげないと、うん。
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