呪怨館 (2014)

2020年5月18日月曜日

2014年の作品 ジャンル:ホラー 製作国:アメリカ

t f B! P L


~シェアハウス~


〇はじめに

 原題「HAUNT」


 ”死とは人が最後に帰る家”ということだから[憑く][巣食う]ってなところでいいのかな。[出没する]この辺の意味合いもかな・・・

 いや待てよ。死ぬ度にその家に帰るってな話だとどんどん幽霊が蓄積されてるってことになるんだよね。幽霊のシェアハウス的な。[巣窟]、[溜まり場]なんてところもか・・・


〇想起する作品

 「フッテージ」(2012)
 「死霊館」(2013)
 「ジェザベル」(2014)


〇こんな話

 幽霊シェアハウスへようこそ。


〇ん? よくわからんのだけども

 とりあえずいくら優しい男の子という設定だろうと、DVを受けてる女の子だからと、同情を誘おうと、2人の男女としての進展が速すぎやしないか・・・

 一番は女の子の図々しさにある。他人の家に無断で入って、他人のベッドにしかも他人が寝てる横に寝るか??? そんな子信用できるかよ。いや信用したいしこんなシチュエーションがあると信じたいけれどもさ。理解してあげたいよそりゃ。せめて同じ学校に通っているとか、転校生ポジションを利用してまたは利用されて付け込む付け込まれるってな展開等、自然と惹かれる自然と付き合うという流れにできなかったものか。


 女の子が度々家に帰るだの帰らないだの帰りたくないだのってな話が出てくるが、これが死がどうのってな話の肝なんでしょ。ならば家に帰る場面や帰りを待つ場面ってのをもっと印象付けなければダメだったよね。家という場所はどんな場所なのかと。どんな人が待っている場所なのか。どんな人を待つ場所なのか。引っ越してくる場面から始まるけど、これも前の家を後にするってなところから始めてたらまた違って観えて来たかもしれない。

 もっと突き詰めるのならば、帰るべき家ってのは場所なのか?ってな話もあるわけで。まぁこの辺りは「パディントン」を観ていただければと思うが。これが彼女が父親の待つ家には帰りたがらず、図々しくも他人の家に居座っていることへの補完であったと思うんだ。それに対し家に縛り付けられる幽霊ってな話もある。

 だからこそ家というものをもっと印象付けなければならなかったが・・・ え~っと、まぁ~


 イマイチエヴァンが殺された理由がわからないんだけど、理由が彼にあるというよりは親に対して子どもと離れ離れになるということを味合わせるという「ウーマン・イン・ブラック」や「ペイ・ザ・ゴースト」辺りの逆恨みに通ずるのかな。


〇最後に

 同じ場所に幽霊が混在している話はよくあるけど、特にそれに意味をもたせようとする意志は感じられず、そこからくるまとまりの無さ故だろうか、呪いというものに別段法則性を求めるわけではないが、理不尽さというよりは訳の分からなさの方が先行してしまう。つまらない。

 ではでは・・・


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