ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 (2017)

2020年5月27日水曜日

2017年の作品 ジャンル:アクション 製作国:アメリカ

t f B! P L



~軽はずみな企画~


〇はじめに

 なんだ「ハムナプトラ」やん!と思ったけど、「ハムナプトラ」のオリジナルの「ミイラ再生」のリメイクなのね。・・・普通につまらん。



〇想起する作品

 「ハムナプトラ」


〇こんな話

 イ~ムホ~ッテップ! イ~ムホ~ッテップ! イ~ムホ~ッテップ!



〇墓荒らしマンセー!

 遺跡泥棒(トレジャーハンター?…いや単なるこそ泥)に対しISISの遺跡破壊を引き合いに出し、自国の民ではない外国人による強引な遺跡の発掘へと結び付けようとする導入。


 これって何か意味があったの? 英国とイラクとの遺跡の発見のされ方やその扱い方を比較させることで歴史への正しい姿勢とか遺跡調査及び発掘の正当性を示したかったの? それともワチャワチャしてる画が欲しいが、エジプトじゃこの方法が通らないからってな強引にこじつけただけ?

 敵から遺跡(宝物)を守ると声高に叫ぶ女博士がいるけど、この発見した者勝ちの姿勢ってのが、全部私のもの(´0ノ`*)オーホッホッホ!!ってないやらしさに直結しちゃってるんだよね。その保全されるべき遺跡とやらはいったいどこの誰のモンなのよ?? まぁ彼女にも企みがあったわけだけど。

 何かこういったところで原住民と侵略者とってな差別意識というか偏見が見て取れってしまってハマれないんだよね。   

 埋もれてしまった歴史を解き明かすってのは何とも心躍るものがあるし、新事実により歴史が解釈され直すってのはあって然るべきであろう。ただそれを望まない封印すべき歴史ってのもあるわけで。しかしなぜ封印されているのかがわからなければ元も子も無く、さらには知って尚…ってなこともあるわけで。

 そういったところから何を見るのか、ざっくりとは歴史がどうあるべきか?ってな話に繋がってくることもあったりなかったりするんだろうけど、この作品は作品自体の在り方としてリメイク及び新解釈ブームに乗っかり古き良き作品を掘り起こしたという背景があるわけだから、何を伝えたいのかってなところをもう少し気を遣ってほしかったね。

 そもそもこれからのシリーズ統括していくぜ!!ってなノリの奴の主張が強すぎるのがいけないよね。だってあいつって「アイアンマン」でスタークが活躍する前にヒューリーが出しゃばってるようなもんだぜ。

 どうもそれぞれの人間のエゴばかりが全面に見えてしまっていてしかも主義主張もとッ散らかってるから一理あるなとも思えない。酷評されるのもわかるよ・・・


〇最後に

 トム・クルーズという名前からしてイメージが先行しちゃう役者を使ってしまうところから悪手だよ。そのくせシリーズを統括する気満々のラッセル・クロウも出しゃばるという・・・

 〇〇ユニバースにあやかり、リメイク及び新解釈ブームに乗っかろうと必死なのはわかるけど、それならそれでおっさんおじさんばかりを使うのではなく、これからを期待されるピチピチの若い連中で作り上げればいいのに。そっちの方が作品の在り方というかシリーズ化で掲げてるテーマに合うんじゃないの? どんなテーマか知らんけど… 企画自体が軽はずみなものだったんだろうね。

 ではでは・・・

このブログを検索

Wikipedia

検索結果

アーカイブ

QooQ