クリミナル 2人の記憶を持つ男 (2016)

2019年11月28日木曜日

2016年の作品 ジャンル:サスペンス 製作国:アメリカ 製作国:イギリス

t f B! P L


~人という存在~


〇はじめに

 ケヴィン・コスナーに悪いイメージを抱けないんだよね。それが功を奏しているのかいないのか・・・


〇想起する作品

 「インプット 記憶」(2003)
 「コントロール」(2004)
 「アンノウン」(2011) 
 「セルフレス 覚醒した記憶」(2015)


〇こんな話

 2人の記憶を持つ男の物語。


〇人という存在

 最初と最後で同じ画なわけだけど、それがどう映ったか感じたかってところなんだろうね・・・


 刑務所の常連であり、幼い頃に脳を損傷したことから人間の規範から外れた男。人間社会から排除された男。存在を否定された男。しかし国家を揺るがす情報を有するエージェントの記憶をアップロード(ダウンロード)されただけで状況が一変する。

 当初の彼の他者への配慮などまるでない度重なる迷惑行為に暴力行為。そんな感情が無かったはずの人間にそれが徐々に徐々に芽生えていく過程の描き方はうまい。チャイルドロック仕様を開けられないってのも1つネタなのかな? 開け方を知らなければ開けることは困難だが、知ってしまえば簡単そんなものかと仕組みを理解する。冷静に物事を判断・理解するという基礎の部分だよね。


 そんな変化を目の当たりにし人というもの見つめる。結局のところ人というのはただの細胞の集合体であるし、情報の媒体及び媒介者でしかないわけだが・・・、

 情報戦を強いられているCIAは、情報が手に入らないと知るや否や彼を処分しようとするが、記憶が呼び覚まされるとすぐさま確保に動く。彼の持つ情報が全てなわけだ。

 父親(夫)を愛する家族は見知らぬ男に恐怖するが、彼の仕草などに愛する者の記憶を見ることになる。

 彼らが追いかける男は一体何なのか?

 追いかけているのはその男の身体か?男が持つ情報か?記憶か?



〇最後に

 もうちょっと見せ場欲しかったなぁ~


 ではでは・・・

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