~これは良い映画~
〇はじめに
「ベルリン・天使の詩」観たいな。〇想起する作品
「海すずめ」(2016)〇こんな話
小芝風花は美人の自覚がある。〇たかが…されど…
あらゆる(…といっても割と偏っているんだけど)知識が豊富であるにも関わらずいやそれ故に現実主義で人と接することが苦手な主人公。他人に共感する、相手の感情を理解する事が不得手でそれ故に見せる一方的に暴走する親切から始まるひたすらなる目的地への遠回り。現実主義故の合理主義故すぐ目の前に存在するだろう答えに飛びつこうとするあまりの結果であるわけだが、これを単に無駄と言ってしまえばそれまでで・・・
答えに直結するだろう手段や方法はいくらでもあっただろうが、この感覚や認識としてのズレがあったからこそ見えてきたものがあったはず。
そうやって生まれた人間ドラマ、主人公の変化が見どころなんだけど・・・
それよりも彼女の周りの人間たち(上司に同僚に)の図書館というところ、本というモノへの想い(姿勢)をはっきりと示したのが何より好感だった。誰かにとってはたかが一冊の本でも、また他の誰かにとってはされど一冊の本である。
「海すずめ」(2016) で不満たらたら書いたが、この作品はそういった主義主張意思表示をはっきりと描いていたのが本当にすばらしかったよ。
〇疑念
小芝風花を白で汚そうとする邪な感情を感じるのだが・・・
左利きなんやね。
いや白を基調とするのは天使の羽との兼ね合いもあるんだろうけど。何か引っかかったな。
〇余談1
水を差すようだけど鳥居探すくらい自転車で周らなくともネットでいくらでも探せると思うけどね。グーグルマップとかあるし。神社の名称等下調べはしていたようだから候補絞ったと見るべきなのかな。いやグーグルさんが割と立ち入ってないところが多いか。あ~そうかそうか、その地域を見せる(魅せる)ことに意味がある作品だったね。
〇余談2
この歌すごい素敵なんだけどさ・・・これ聴いて一番に「魔女の宅急便」を思い浮かべたのよね・・・
小芝風花は実写版で「魔女の宅急便」やってるし何かしら意識はあったのかな?
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