~脱線~
〇はじめに
実は最初から脱線しており、いや実は何も脱線などしていなかったという・・・〇想起する作品
「レストストップ デッドアヘッド」(2006)〇こんな話
〇脱線
レトロな感じと言えば聞こえは良いが、何とも古臭い感じに鑑賞する上で躊躇いの感情を覚えつつも、陽気なハロウィンに浮かれる若者たち、1つカメラというモノへの反応の後押しもあり、現代における殺人ミステリー急行という場を‟そういうもんなんだ”と浸透させた導入は見事で。見終えてみるとそういえばとする疑問は湧き起こるものの、途中記憶が無いのは置いておいて、鑑賞中別段違和感を感じることは無かった。殺人ミステリー急行…殺人事件…列車強盗…脱線事故…モンスターパニック…と、様々な事情で乗り合わせた乗客たちがあらぬ方向へと脱線していくのだが、最初の殺人事件を皮切りに分岐点となる諸々の事象を受け入れられず逃れようとする者たちの惨状を経て、イヴリンという女性に繋げているのもまたうまかった。脱線したという事実に反して、彼女は何ら脱線しておらず、というよりも脱線することができず、そもそも脱線していたのは我々だったとする捻りが何とも言えない余韻を醸し出す。
〇最後に
この子の他の作品を観てみたくなった。Shae Smolik
ではでは・・・
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