アンロック 陰謀のコード (2017)

2019年11月26日火曜日

2017年の作品 ジャンル:サスペンス

t f B! P L



~情報の信憑性~


〇はじめに

 よくあるパターンと言えば聞こえは悪いけど、それ故に見やすくはあるんだよね。


〇想起する作品

 「マーシャル・ロー」(1998)
 「アート・オブ・ウォー」(2000)
 「リクルート」(2003) 
 「キングダム 見えざる敵」(2007)
 「ザ・シューター 極大射程」(2007)
 「4デイズ」(2010)
 「ソルト」(2010)
 「エージェント・マロリー」(2012)
 「デンジャラス・ラン」(2012)
 「クローズド・サーキット」(2013)
 「カイト KITE」(2014)
 「ラスト・リベンジ」(2014)
 「ザ・ガンマン」(2015)
 「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」(2016)
 「フレンチ・ラン」(2016)


〇こんな話

 よくある対テロリスト映画だよね。



〇情報の信憑性

 様々な人種が入り混じる街。最初の通訳を介したやりとりや情報の又聞きがこの作品の縮図か…


 テロリストのリーダーと実行犯とを結ぶメッセンジャー。ここに人と人とを結ぶ情報は人が介することでそれはただの伝言ゲームと成り果て、究極は全く正反対の情報に成り得てしまう危険が孕んでいる様を見る。

 質や量はもちろん、何よりもスピードが命の情報戦において、とある情報の信用を疑い出したらキリがなく、

 顔見知りや親しい人間であることが一番の近道であると無条件に師匠を信用している反面、秘密保護のために赤の他人との協力を余儀なくされる様や、

 同じ組織の人間だろうと見ず知らずの人間はおり、その共通する組織における手順や手続き、合言葉を用いることでそのわだかまりを解消している様、

 わかる人にはわかる様に暗号化なり引用なりしていたり…etc

…CIAの戦いを主軸に、その情報を信用に足るものであると判断するのに設けている最低基準や優先順位といった線引きに付け入る隙を見出させることでさらにそこにメスを入れるのは見事見事。



〇最後に

 もう少し何か捻りがあると記憶にも残りやすいんだけどな。

 ではでは・・・

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