新感染 ファイナル・エクスプレス (2016)

2019年11月23日土曜日

2016年の作品 ジャンル:ホラー 製作国:韓国 病変:ゾンビ 舞台:電車(列車)

t f B! P L


~その場しのぎ~


〇はじめに

 父親として娘を助けられない手が届かないと悟ってしまったあの一瞬の絶望からのマ・ドンソクの超絶エルボーね。痺れたね。涙が出たよ・・・ これは惚れてまうのもわかるわぁ~。


  ただ…吹替えで観たんだけど当ててる声優がかっこよすぎて主役級ってわかってしまうのが難点というか、いやむしろ安心できるというか・・・

 「ミッドナイトFM」(2010)ではオタクキャラだったんだぜ(笑)


 かっこよすぎるでしょうがあああああああああああああああああ


 あとここ超好き。


〇想起する作品

 「蜘蛛の糸」
 「ATM」(2012)
 「スノーピアサー」(2013)
 「ホワイトハウス・ダウン」(2013)
 「ワールド・ウォー・Z」(2013)


〇こんな話

 ゾンビでGO! 



〇次から次へと・・・

 狭い部屋の中で画面に映し出された数字だけを見ながらポチポチする主人公の職業とも相まって、列車という閉鎖的空間において何が起こっているのかわからない中、とりあえずわかる範囲で判断を下さざるをえずその場その場で最善と思われる選択により生き残ろうともがくスピード感は見事。次から次へと迫りくる対処すべき事態にハラハラは収まらない。

 情報を独占したりと自分だけ生き残りたいとする人間が主人公を中心に描かれるが、我先にと他者(ゾンビ)を押し退け迫り来るゾンビの姿にもそれが重なる。ここで気付く。ゾンビとなった者たちもまた人間からゾンビへと蹴落とされた者たちであることに。様々な人種が乗り合わせる列車という舞台において人間社会の権力構造を意識させつつ、ゾンビの世界にまでその構造を覗かせる。

 パンデミック(バイオハザード)を引き起こした原因が終盤明らかになるが、その事態は一体何が信用に値するものとして判断した結果引き起こされたモノなのかと。人と人との繋がりが稀有になってきているんだなという感覚が何とも痛い。しかしその中で見られる損得勘定抜きに働く他者への思いやりもまた暖かい。

 今を乗り越えれば…いつかは…として、事件前の我が子のためとは言え妻子を蔑ろにしてまでの悪行の数々があり、それを払拭するかに見られる事件の最中の一時の善行にと…蜘蛛の糸を想わせる展開があり・・・

 こういったところからいったい何が読み取れるのだろうか・・・



〇最後に

 この作品を観てからというもの、よくゾンビに追われる夢を見ます(⌒▽⌒)アハハ!

 ではでは・・・

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