~人類は馬鹿だ~
〇はじめに
これ…盛大な自虐映画なの? 人類のためというより宇宙人に発信した作品なのかな。これで誰もロシアには降りないよ。視点が新しいなぁ~・・・(´・ω・`)〇想起する作品
「ヒドゥン」(1987)「ユニバーサル・ソルジャー」(1992)
「ヒドゥン2」(1993)
「インデペンデンス・デイ」(1996)
「地球が静止する日」(2008)
「ザ・ホスト 美しき侵略者」(2013)
「ジュピター」(2015)
「メッセージ」(2016)
〇こんな話
劇中の人間が何もしなければ何も起こらなかったという話の典型例。問題が無いだぁ~? 無ければ俺たちで創ってやる!! 宇宙人に同胞を殺られる前に、俺たちの手で殺ってやる!!!
〇ばかばっか
眼下に珍しい天体ショーを一目見ようと大勢の市民が詰めかているにも関わらず、未確認飛行物体を発見したら即撃墜を試み、それに伴う被害は全部宇宙人の所為。宇宙でどんな旅をしてきたのかもわからないのに、コンタクトを試みるたった2人は、計器に異常は見られないからと防護服も身に着けず、生身で宇宙船の前に赴きさらにはロシア語オンリーで語りかける(グッド・イブニングは英語か)。
「墜落おめでとう!地球へようこそ!!」
・・・せめて中国語も使って話しかけてくれたらおもしろかったのに。「宇宙人王さんとの遭遇」(2011) を観よう!!!
そんな技術を目の当たりにしながら、親友を蔑ろに彼氏とセックスに励んでいた主人公は、親友が死んだのを良いことに悲劇の女王改めオタサーの姫を決め込み、バットを手にした彼氏とその愉快な仲間たちとともに宇宙船に殴り込みをかけに行く。
っとそのとき宇宙人に命を助けられたの。私…宇宙人に恋してしまいました(〃ノ∀`〃)ポッ
馬鹿じゃねえの・・・ いい加減にしろよwww これが冷戦時代宇宙開発競争でアメリカとしのぎを削った、いや全く寄せ付けなかったロシアさんの超大作なのか??
とりあえず浮き沈みの激しいメンヘラ気質の主人公をどうにかしろ。彼女独りだけで喜怒哀楽全てと戦争だ平和だと右と左の振れ幅を観せようとするからはちゃめちゃになる。しかもそれが男に感化されただけで変化するってのがまた・・・ 文化やお国柄というのもあるんだろうけどね。
完全に地球人が悪者で馬鹿で・・・、と観せた後に、宇宙人様が人類にはまだ希望が残されてると発言をするんだけど、これじゃ馬鹿に馬鹿って追い打ちかけてるようなもんで、もろ死体蹴りしてる感じになっちゃってる・・・
そもそも主人公とそれを取り巻く連中と軍隊とってなところで主義主張が立ってないのが問題なんだよね...
例えば最初のUFO墜落の件。軍がUFOを撃墜したことでその墜落に伴いUFOが街を破壊してしまうわけだけど、これを軍の攻撃に伴いUFOが防御態勢に入ったことで、UFOではなく戦闘機やミサイル「が」街を破壊してしまう...、といった不可抗力なモノだったと観せていたら「地球人が~」「宇宙人が~」とする両者の主義主張の対立が際立ったのではないだろうか。
ふざけた映画だなぁ~と思う反面、宇宙人と人類との個々の(1対1...男と女...)異種間恋愛パートは、ベタベタではあるが見惚れてしまうほど面白い。この2人になら種を越えた可能性を見出すことができる。
このユリアとヘイコンのイチャイチャパート(異種間交流)以外全部いらないんじゃないかな。
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