いぬやしき (2018)

2020年7月29日水曜日

2018年の作品 ジャンル:SF ジャンル:アクション 製作国:日本

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~三吉彩花が堪らんかった~


〇はじめに

 相棒での山本浩司の印象が強すぎて、このシーンは負の連鎖を感じ胸が締め付けられる...



〇想起する作品

 「アンブレイカブル」(2000)
 「アメリカン・ヒーロー」(2015)
 「セル」(2016)
 「亜人」(2017)


〇こんな話 

 この作品って「GANTZ」の西君とおっちゃん人気から来てるの?



〇ヒーロー

 パソコンが普及し始めた時もそうだったが、今はスマホを使いこなせるか否かでその恩恵に預かれるかどうかの分かれ道ができ始めていて...

 若者たちがそれはそうあるものだとすぐに受け入れられてしまうのとは裏腹に、お歳を召した凝り固まった頭の持ち主たちは中々順応できなかったりする。これは飽くまでも1つの偏見だけどね。

 犬屋敷と皓の対比ってのは現代社会において技術革新の流れに溺れる現代人というのが1つあるのだろう。

 しかしその差ってのは、その力の本質を理解できたか否かではなくなってきているところがまた面白いところでね。彼らが理解しているのは「なぜそんなことが可能となるのか?」という構造的なものではなく、「こうすればこういったことができる」といったシステム的なものに過ぎない。

 そこを踏まえ見られる力の使い方の差異なのよね。奪うのか与えるのか...


 昨今SNSにおける炎上騒ぎが日常茶飯事となっておりもはや風物詩である。容易に主張を発信できるメディアというのがウリであるがそれ故にまた逆も然り。いざ誰かの逆鱗に触れようものならすぐさま公開処刑。同調者を集め袋叩きにし情状酌量の余地を与えない。そんな他者に攻撃的なネット民が悪しき者の様に映るが、彼らもまたその技術革新の恩恵に預かった者たちであることにはまた違いなくて。

 では、本来それらはどのようにはたらくべきものなのだろうかと。寄ってたかって声を封じるものか、いや小さき声に耳を傾けるものか。


 発信者に問題ありの場合もあれば、一方的な難癖の場合だってあるわけだけど、この問題というのはその技術の良し悪しというよりは、それを使用する者のモラルの問題が大きいわけで…

 銃が人を殺すのではなく、人が人を殺すんでしょ?…と。  

 死亡事故の多い自動車ではあるけれども、自動車は決して殺人兵器ではないでしょ?…と。

 それは個人の人間性というものもあれば環境というのもあるだろうし、ただひとえにどちらの所為もしくはおかげとも言えない複雑なものだったりもするわけだけど。

 そういったところを宇宙人の未知の技術を得た犬屋敷と皓という人間の対比で魅せたってなところなのかな。


 まぁそれはそれはいろんな要素が詰め込まれており、何かと頭を過るモノが多いと思うが、父と娘という関係の変化が私の中ではツボだったかな。

 お父さんはな、ヒーローなんだよ!!!



三吉彩花

 ラストの娘のニヤケが堪んねぇなぁ~、堪んねぇよ!!



 正確にはニヤケているというより、父親へと送る眼差しの変化なんだけど、父親目線で晒されたひたすらなる無理解からの、父と娘の秘密の共有からの娘の内情に共感できることでの、ついついこっちがニヤケちゃう感…かな。

 三吉彩花は成海璃子と瀧本美織の魅力を併せ持ってるね。なんかボリュームもありそうだしオラワクワクしてきたぞ!!!



〇余談

 この田口巧輝って人すごいな。「ミュージアム」でも悪しき貫禄があったけどなんかさすがっす…



〇最後に

 う~ん・・・、好き!!


 ではでは・・・



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