~蛇足感を覚える~
〇はじめに
「オーシャンズ」シリーズのテンポが好きであれば・・・
〇想起する作品
「フォーカス」(2015)
〇こんな話
オーシャンズ8...
〇蛇足?
サンドラ・ブロックがいるだけで個人的には大大大満足なんだけど、チームと謳われるとどうもバランスというか率直に華が足りないなと物足りなさを覚えてしまう故、7から8へと至る経緯は容易に想像がついてしまうのだけれど...、ここの動機に関しては、映画内外におけるMe Too運動とも相まって純粋に良かったと思う。
ただね...ファンサービスはもちろん、シリーズの一角なんだぜという意気込みに、これからのシリーズ化を狙う姿勢...etcと様々な思惑が入り乱れたことによるものなんだろうけど、元祖オーシャンズメンバーの登場ってのは、上記のMe Too運動との相乗効果とは逆行するものがあるよね。結局彼女らだけでは達成し得なかったということになるわけだから。
それにチームのメンバー全員に知らされていなかった計画の遂行も気がかりで仕方がない。着実に積み上げた計画を着実に進めていく道中でのハプニングなり軌道修正なりで生じるズレってところを、鑑賞者を騙すことに用いる分には何の問題も無いのだが、チームの中でそれをやってしまうと独り独りが集結したことでのチームという意義が薄れるよね。それ故疎外感が先行しないかね。これまた上記の話と齟齬が生じてはいないかね。
この後半の2つは蛇足に想えてしまったけれど、仕方がなかったのかな~。
〇最後に
いやおもしろかったのよ。出所後すぐにクズすぎる主人公なんだけど、勝手に構築された固定観念を何のお構いも無くぶっ壊していく(…かわしていくって表現が近いかな)手際の良さはついつい見惚れてしまったし。でもなんかね…
ではでは・・・
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