~籠の中の鳥~
〇はじめに
「SAW」シリーズへのオマージュというか何と言うか・・・〇籠の中の鳥
その場その場で命の選別(選択)が行われていて、主人公の視点 → 自らの命 VS 子どもの命
犯人の視点 → 主人公の命 VS 子ども(息子)の命
子どもの視点 → 主人公の命 VS 犯人(父親)の命
これがアブラハムとイサクの話に通ずる様だけど、あれって ‟信仰” か ‟我が子の命” か ってな話だよな。どうリンクするんだろ?
何も状況がわからない中閉じ込められていた主人公だが、脱出の方法を探るうちに見えてくる彼女のスキルとそれを裏付ける過去。
しかしそんな過去に犯してきた数々の過ちの一方で、彼女は過去を清算し再起を図ろうとしていたことも明らかになってくる・・・
・・・ってなところをベースに考えていくと...
倉庫からの肉体的な脱出というのがメインであるが、本質とするところはおそらく鳥籠の中の鳥の処遇が何を意味するのかというところなのではないだろうか。
鳥籠からの解放もしくは鳥籠への束縛は何を意味するのか。籠の内の世界と外の世界とでそれぞれ秩序と無秩序、保護と自由、究極は生と死…の葛藤があり、いったいどちらが正しい在り方なのか。
そして仕掛け人であった男の子の父親には、自らの手の中でしか生きられない(もしくは自らが息子を生かしているという実感?)としていた息子が、自らの呪縛から解き放たれようとする姿はどのように映ったのか。
〇最後に
「SAW」シリーズと言っても原点であるジェームズ・ワンというより、続編を担った1人であるダーレン・リン・バウズマン寄りだと思うのよね。ではでは・・・
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