レプリケイト 襲撃 (2019)

2020年6月22日月曜日

2019年の作品 SF:侵略 ジャンル:SF ジャンル:ホラー 製作国:アメリカ

t f B! P L

~若者たちよ!!


〇はじめに

 これって意図的に描いてないんだよね?



〇想起する作品

 「のんのんびより」
 「寄生獣」
 「ボディスナッチャー」
 「ダークシティ」(1998)
 「ノイズ」(1999)
 「クローン」(2001)
 「missing ミッシング」(2002)
 「宇宙からの侵略者」(2004)
 「スリザー」(2006)
 「インベージョン」(2007)
 「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」(2013)
 「ヒトラー暗殺、13分の誤算」(2015)
 「エンカウンター 地球外侵略者」(2017)
 「ダスト・ウォーカー」(2019)


〇こんな話

 同化してるぜ!!



〇都会とド田舎

 ナニモノかに襲われ自宅に逃げ込んだのなら、まずあらゆる出入口の施錠の有無を確認しろ!! 悠長に繋がらない電話に悶々としている場合か馬鹿野郎!!!


...とツッコミを入れた矢先に、若者YouTuberが「のんのんびより」並みのド田舎であることを自慢気に且つ自虐的に突きつけるオープニングは見事で。

 「家の鍵って閉める??」...「鍵自体見たことないよ」...「にゃんぱす~」...


 彼らは街には無い希望を
都会に抱いており、自分たちで製作した番組の収益を元手に街を出ることを画策している。しかし彼らの将来のビジョンは漠然としたものであり、都会へ行き何をするのか?ということよりも、ただ街を出ることが目的となっている様に映る。街に引きずられる想いもまたある様で...

 この、「街を出られれば...」というぼんやりとした感情を、侵略に見舞われたことでの心情と同期させたのはうまい。そして「街を出る」→「動画を見てもらう」という逃げ惑う過程で為されていくさらなる手段の目的化を、絶望への一方的な道筋としてではなく、希望に転じ得ると魅せたのがまた良い。

 彼らが行ったのは目的の矮小化では決してなく、何かしら実践したことでのやるべきことの選別であり、そのイメージの具体化及び集約化であるのだと。そしてそれこそが希望と成り得るのだということを、彼らのあずかり知らぬところで描き出す事で、日常的に起きているだろうニアミスや盲点への気付きもまた促そうとしている作りが何より素晴らしかった。


 頑張れ! 若者たちよ!!


〇補足というか整理

 彼らは街を出るために、自身の街を紹介する番組を制作していた。紹介というのはまず自分自身が紹介したいモノを知る必要があり、これってのは知っていると思っていた自分の属する街を再度見つめ直すってことに繋がってるわけで。

 この過程及び結果で、都会へのイメージと街へのイメージがどう変化していった、変化したのか・・・よね。

 うまく言い表せないな・・・

 目的を達成するために手段を講じていくわけだけど、手段を講じている最中に、目的へと向けた景色というか目線が変わることってのはよくあって・・・

 う~ん・・・

 ・・・。

 鑑賞中に想起するってほどでもないけれど、ここに書いている上で私の中で浮かび上がってきた作品を以下に。

・田舎と都会

 「ブルックリン」(2015)
 「ここは退屈迎えに来て」(2018)


・目の前に広がる世界(景色)の変化

 「秘密 THE TOP SECRET」(2016)
 「7WISH」(2017)
 「不能犯」(2018)


〇生殖能力


 これって・・・





 色素が薄いってことではなくて、





 彼らには生殖能力が無いという意味での意図的な描写ってことでいいんだよね??

 侵略者たちの様相は、

 「ウィルス?」 → 「虫」 → 「フェイスハガー」 → 「人間のクローン」

...と小さいモノが集合に集合を重ねた結果大きなカタチを為していたわけだけど、

 生物学的?身体的?特徴に反して、性の区別が無いということになると、原題の「Assimilate」ってのは単純にマジョリティとマイノリティという関係性だけでなく、もう少し踏み込んだ意味合いがあるのかもね?

 目的と手段がより具体化されていった主人公サイドとの兼ね合いもあるのか??


〇最後に

 男は完全に描く気ないよね?



 もういいか・・・




 ではでは・・・



このブログを検索

Wikipedia

検索結果

アーカイブ

QooQ