~人を呪わば…~
〇はじめに
散々言われてるようだからあんまり言いたくないけど・・・、沢尻エリカはミスキャストだよね。風格や雰囲気が無いんだよね残念ながら。美人というところは異議なし!!松坂桃李が「パディントン」とはまた真逆のタイプを演じているのがおもしろいね。
間宮祥太朗って「トリガール!」の坂場かよ・・・ 雰囲気変わるなこの人。「BG 身辺警護人」も観てたんだけど全然わからんかった・・・
〇想起する作品
「シティーハンター」「DEATH NOTE」
「地獄少女」
「予告犯」
「ダイ・ハード3」(1995)
「ゴーストライダー」(2007)
「秘密 THE TOP SECRET」(2016)
「検索する女」
・・・世にも奇妙な物語にて鑑賞。
〇こんな話
松坂桃李が殺っちゃうぞ!事件としては仲介者に位置付けられるのだが、松坂桃李演じる宇相吹正の死へと向かわせる現象(マイナス感情)を思い込ませることで対象を死に至らしめる能力を起点に、依頼人が自分に都合の良い(もしくは悪い)思い込みによってひたすらなるマイナス感情を勝手に募らせ殺人衝動へと至った過程を結びつける。
この宇相吹による殺人の代行から見えてくる殺し損(というと聞こえが悪いんだけど)という後悔を際立たせることで、単なる早とちりに都合の良い(悪い)一方的な思い込み、ほんの些細な人と人とのすれ違いや縺れが…とする原因を浮かび上がらせ、何かが掛け違えていたらとする希望をも見出すことに繋げるのはうまい。
ただ…この一寸の希望というところを沢尻エリカの精神的支柱に結びつけてほしい。彼女が偽善者であろうと何だろうと構わない。しかし彼女を単なるそういったキャラだと片づけてしまうのはもったいない。
人は闇に奔りやすい堕ちやすいとひたすらに観せられた中で、なぜ彼女は何度も裏切られるにも関わらず他人を信じようとするのか、信じようと思えるのか・・・。彼女には他人は信じるに足るものだとする絶対的な記憶があるはずなんだ。松坂桃李と沢尻エリカの対称的なキャラというのは良いが、絶望に対しての希望という絶対的な対立が欲しい。傍から見ていくら小さい希望であろうと支えになり得るのだと。
希望が小さいからこそ人はそれが見えなくなるし見ようとしなくなる。しかし見方を少し変えるだけで実はそこら中に溢れているかもしれないことが見えてくる…かもしれない。自分の記憶の中にその人の行動の意図というものが時間を経て変化して見えてきた事が無いか。そういった根源的なところ、原動力となっているところをもっともっと主人公を絡めて示唆していってほしかった。
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