~愛国心~
〇はじめに
とある政権の逝く末を憂いた作品か…〇想起する作品
「ソイレント・グリーン」(1973)「リベリオン」(2002)
「アイランド」(2005)
「CARGO」(2009)
「LOOPER」(2012)
「ギヴァー 記憶を注ぐ者」(2014)
「アメリカン・ヒーロー」(2015)
「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」(2017)
「セブンシスターズ」(2017)
「ディストピア2049」(2017)
〇こんな話
仕事が無いヤツ、お金が無いヤツ、ニュー・エデンへ来い!!〇愛国心
生産力の無いお国に尽くさなさい人間は必要ありません。人民省があなたたちを監視し、とある基準に基づいて査定し、そして管理します。息子が屋根から落ちた際のノア・クロスのとった救命措置は、今までに彼が行ってきた人民省の人間としての仕事(査定対象者の救済)と個人的な目的とが同義であると捉えさせる意図がある。
そんな善意を無下にするお国の政策を、人民省が囁くニュー・エデンの幻想と実際に、人民省の査定に対するとある母子が取り繕う生活の実体にと、なるべく観せないことでそして想像を促すことで非難することがこの作品の言わんとしたいことか。
子どもを守るのと、子どもの頃の思い出とを頻りに印象付けるのも…
メイク・アメリカ・グレイト・アゲインとは誰にとってのいつのことなのかどこのことなのか?
甘い言葉には必ず裏がある。誰かが声高に叫ぶ理想はあなたにとっても理想と成り得るだろうか?
〇疑念
口減らしの表向きな理由ってのはわかるんだけど、わざわざ人手を割いてニュー・エデンに行かせる意味がイマイチわからなかったな。給付金で生活しているってことでお国に生かされているのだから、あんたらもお国のために尽くしなさいよという言い分は理解できるけど。結局はコストの問題でそれが最善なの?ラストがその解だったのかな。あと一応ガソスタのおっちゃんが1つ暗示してたのか? 生かしていると脱走に情報の漏洩にとリスクが伴う。さらには反撃の芽をわざわざ育てることになる。殺らなければ殺られると。徒党を組ませない様に密かに駆除していたわけか。
でもそれならそれで有効活用してくれてればまだおもしろかったのにね。
〇最後に
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」で言われてたけど、リーマンショック時に逆張りで大儲けした人が今は水に投資してるんだってね。そろそろ来るのかな?ではでは・・・
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