~マリッジブルー~
〇はじめに
育児ノイローゼをモチーフとしたホラー作品に「ババドッグ 暗闇の魔物」(2014)というのがあったけど、これはそれの前のところのお話として観られれば・・・〇想起する作品
「アフリクテッド」(2013)「キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ」(2014)
「ババドック 暗闇の魔物」(2014)
〇こんな話
〇マリッジブルー
彼氏との結婚を目の前にし、最後の独身旅行を謳歌しながらもどこか憂鬱を感じている女性が主人公・・・、要はマリッジブルーのお話ですね。妻になる、母になる、家族になる・・・
言うだけならば容易だけれども、これって簡単な事では決してないし、エレベーターでもエスカレーターでもないんだよね。
婚姻届を出せばいい、式を挙げればいい、これで晴れて形式的に夫婦と認められる、周囲に認知されるわけだけれども、果たしてそれが全てだろうか?
結婚して夫婦になるというのは単にその番いだけでなく、両者の家族の交流も欠かせなくなってくるだろう…この作品では典型的な嫁姑問題が辛い。
友人とも今までの様には付き合えないだろうし、周囲の目は独りの女ではなく誰々の妻としてそして親として見られるようになる。独りの女としては許されたことが許されなくなり何かと不自由になるだろう。
独り身で自由奔放だったころの軽快なフットワークは、結婚する事によって生まれる様々なしがらみにより翼を失う…
妊娠…新しい命の誕生は幸せの象徴であろう反面、精神的にも何かと過敏になりストレスも感じやすくなる。自分だけの身体でなくなったことを加味しても、むくみにたるみに体型の崩壊や体質の変化は悩みの種だろうし、その気遣いも苦しく耐え難いものもあろう。
まぁその他にも盛沢山、私の想像の及ばないものが諸々あるのだろう。そんな謂れのない不安に突如襲われ恐怖を制御できなくなっていく女性が何ともグロテスクだった。
もう観たくない・・・
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