クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的 (2017)

2020年3月10日火曜日

2017年の作品 ジャンル:サスペンス ジャンル:ホラー 事象現象:パンデミック 製作国:スペイン

t f B! P L



~生命体~


〇はじめに

 インフルエンザウイルスは何も人を殺すことを目的としているわけではない…


〇想起する作品

 「0:34」(2004)
 「ミスト」(2007)
 「REC2:レック ザ・クアランティン2 ターミナルの惨劇」(2011)
 「ディヴァイド」(2011)
 「タワーブロック」(2012)
 「ミッドナイトアフター」(2014)
 「ダークレイン」(2015)
 「ヴァイラル」(2016)
 「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016)
 「デイ・アフター」(2017)


〇こんな話

 私たちは人間だ!! では人間とは…?



〇生命

 物理的に可能だったかどうかの疑問は残るものの、多様な文化や人種が集う街?におけるバルという様々に事情を抱える人間たちが集う閉鎖空間において、日常から非日常へと一線を画させる導入は素晴らしかったと思う。色とりどりに着飾り日常を取り繕う人間たちが一色単(誤用)になっていく…


 ホモ・サピエンスという枠に留まらず、生物という大きな観点からアプローチすれば、他者に危害を加えることになろうとも自身の生存欲求に忠実に動くというのは極々当たり前のことで。

 さらにミクロに見て行けば…(生物か無生物かという議論は置いておいて)…欲求ないし意志が介在しない単なる生命活動が結果的に別のモノたちへと危害を加えることになりうるといった話が多々あって。

 そんなことに目を向ければ、劇中の彼らの行いというの何らおかしいことではなくそれらと同一視することができ、人類もまた自然における一連のサイクルの一環でしかないのだと見えてきたりする。

 しかし誰かは叫ぶ。俺(私)は人間だ!!!


 非常時において人間の本性(本質)が露わになっていくやりとりが見ものであるわけだが、それと並行して見た目的に羽織っている服が剥がされていく様がすごくそそって…


 主人公が普通に美人なんだけど、一枚羽織りを脱ぎ捨てるだけでまた一段と色香が増すのよね。あぁ勝手に期待を膨らませて、予想通りそのベールがさらに剥がされるわけなんだけど、この期待外れ感ね。


 確かにあの時は見たかったはずのもであるにも関わらず、今この状況では見たくなかったというそれはそれは複雑な感情の表出。いやむしろこの方がそそるのか…?


 最初に映し出される映像の数々もそうだが、気色悪さを覚える一方でどこか美しさもまた…。これぞ生命の神秘を体現する彼らの姿は驚嘆に値する。




〇最後に

 お食事時には向きません。


 ではでは・・・

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