依頼人 (1994)

2020年3月20日金曜日

1994年の作品 ジャンル:サスペンス 製作国:アメリカ

t f B! P L



~ピザはあの後どうしたんだろう?~


〇はじめに

 ブラッド・レンフロって亡くなってるのかよ。子役でヒットする人はいろいろと振り回されてしまうね。


〇こんな話

 基本大人の男は薄汚い存在であり、女子供は罪無き純粋な存在…


こいつ憎たらしすぎるww


〇純真 

 マークにとっての大人という存在は、酒に溺れ母親に暴力を振るう父親であり、母親と自らを苦しめた弁護士の様な能無しである。この彼の抱いているアル中や弁護士に対する偏見が、彼の晒された子どもという立場を際立てる。

 見て見ぬふりだってできたし、弟の言う様に黙ってれば誰にも知られなかったはず。それにも関わらず見ず知らずの大人の自殺を防ごうと試みる場面を振り返れば、大人の事情を理解できない子どもという反面、その真っ新であるが故の正義感を垣間見る。


 そもそもマークが最初から何に疑いを示すこともなく協力を惜しまなければ早々に事件は解決を見たかもわからないが、それをさせなかったのは彼の責任というより、自らの利益ばかりを優先し身勝手に振る舞ってばかりの大人の存在が大きくあった。

 タバコを吸うことが大人への第一歩。いくら彼が背伸びをしようともふいに油断が生じてしまう。この隙を見逃さず大人たちが執拗に付け込んでくるわけだが、これは彼が子どもだからという理由よりも腐った大人たちが忘れてしまった純真さを際立てるものであるのだろう。

 こういった大人から子どもの目線と、子どもから大人の目線の描き出し方が見事で、皮肉を交えながら歪んだ者たちを裁くのにまた歪んでしまった司法にメスを入れていくのは痛快痛快。


 そして手を差し伸べてくれる人たちには涙が滲む。


〇最後に

 ピザ頼む件大好き(笑)


 この後ピザはどうなったのでしょうか?


 ではでは・・・


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