タイムリミット (2003)

2020年3月17日火曜日

2003年の作品 ジャンル:サスペンス 製作国:アメリカ

t f B! P L


~すれ違い~


〇はじめに

 エヴァ・メンデスわぁ~い\(◎o◎)/!



〇想起する作品

 「イレイザー」(1996)
 「最後まで行く」(2014)
 「パイロマニアック」(2016)


〇こんな話

 エヴァ・メンデスを裏切ったこいつが悪い。

 


〇元鞘

 夜が更け住人が寝静まった街の中、各部屋の戸締りを確認し一日の終わりを告げようとする一人の警察官にとある電話が…、この落ち着いた雰囲気のオープニングからの一転二転三転が醍醐味か。


 デンゼル・ワシントンという像も相まってそのキャラクターがお堅いイメージなのかと思いきや、署長でありながら職務中に酒は飲むし、別居中ではあるが妻がいるにも関わらずパートナーのいる女性とプレイを楽しむしと実はぐっちゃぐちゃな野郎で。

 しかし金に権力にと彼にその気があればいつでも想いのままにできるチャンスがありながらもそんな誘惑に囲まれながらも最悪のラインは越えていないという自制心は一応持ち合わせている。そんなラインを踏み外してしまったことでのドタバタ劇…


 署長としての信用やコネにあらゆる手段を以って、警察の職務としての事件の解決とは全く別に自らへの容疑を振り払うために誰よりも早く真相を明らかにしようと奮闘するわけだが、そのためについた些細な嘘がまた嘘を呼び、明らかになっていく真実を余所にほころびもまたどんどんどんどん広がっていき追い詰められていく。

 秘密の関係を本人は隠していたつもりでも実はボロボロと情報が漏れていたり勘づかれていたり、事実関係の確認にと自らの行動を追いかけることで見えていたと想っていたことが全く見えていなかったり。捜査する側からしたら数ある情報の1つに過ぎないモノが捜査される側(容疑者)にとっては…(゚Д゚;)…さらに縋りつきたくなる有力情報だったとしたら(;゚д゚)ゴクリ…


 この内と外での真実の見え方感じ方の変化なんかね汲むべきところは。署長のアプローチとその他の刑事たちのアプローチの中継点は同じでも辿っているルートが異なったことで、事件の全容の把握という面でどんな誤差が生まれただろうか?…と。

 そして彼が追い詰められていく分岐を遡れば…自らの職権を濫用すれば不倫相手の嘘などすぐに暴けたというのに、それをせずに彼女を信じたのはなぜなのか?…といったところに行き着く。

 さらには、表と裏、公と私、署長として一人の男として、刑事として妻として。自分の他人の見え方見られ方受ける印象与える印象…人と人との関わり、すれ違いに齟齬に元鞘に。と大切なはずのもの、大切だったものを見つめなおせれば良いんじゃないかな。



〇最後に

 こういうデンゼル・ワシントンも良いよね。それに自分のミスをひたすらに取り繕おうとする様はよくわかる…


 ではでは・・・

このブログを検索

Wikipedia

検索結果

アーカイブ

QooQ