~盲点~


〇はじめに

 脱出ゲームの火付け役。この作品のおかげで世に良質悪質大量に脱出ゲームが溢れ返る事となった。

 

 あ~そっか、リー・ワネル主演だっけか。ジェームズ・ワンとのコンビは凄まじいね。


〇こんな話

 ゲームスタート…



〇盲点

 ジグソウというシリアルキラーにアプローチするに当たり、自らの記憶(過去)や今ある情報を頼りに閉じ込められたとある地下室から脱出という第一目標を掲げ外に外にアプローチしていくことになる。

 そして捜査官による捜査も加わり、今ゲームに見舞われている者たちへと繋がる過去の事件との関連性が示されることで、外部の者たちから部屋へと視点が集中・収束していくことになる。

 内部から外部へ、外部から内部へ、とアプローチすることで、段々と事件の真相が解き明かされていく事になるが、ここに実は決定的な盲点があったことをラスト突きつける。これがまぁ何とも見事で… 溜息が出たよ。状況がそうさせたわけだけど、まんま目の前の出来事に向き合えてなかったわけだからね。この盲点はジグソウの言う生への感謝というところにも通じる。


 いつの間にか勝手に我々はスタート地点を作り出していた。マイナスの無い0地点を。むしろプラスだとも想っていた。そして確実に脱出へと向かうナニカを積み上げていると錯覚していた。

 はいここからスタートだよってなコールはテープレコーダーにてされるけれど録音だしそんなん当てにならんもんね。

 こういう細かいところもうまいよね。


 そりゃ♡がそこに描かれていたら、便器の中だって思うよね…

 ノコギリだって鎖切るために使いたいよ…


 極限状態における心理ってな説得力はそうなんだけど、無条件に信用を作り出してしまう状況の演出が見事だよ。


〇疑念

 ところでゼップは何の罪? 何か言ってたっけ?


〇最後に

 シリーズ化に伴い悲惨になっていた「ソウ」シリーズだけど、新作はスピリエッグ兄弟だから気になってるんだよね。どう料理するんだろうね…

 ではでは・・・

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