~フィクション~
〇はじめに
びっくりドッキリに振り切れた作品なんだね。部屋を明るくして放れて観た方が良いよ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル〇想起する作品
「PHASE7 フェーズ7」(2011)〇こんな話
てってれ~〇フィクション
ドキュメンタリーかなんかの消防士に密着取材するという企画でとある事態に巻き込まれたってな体の話なんだけど・・・映画にしろドラマにしろ企画番組にしろ、映像制作というのは全てツギハギなものであって。リテイクだのカットだのNGだのってな単語が飛び交い何度も撮り直しが行われる画から始まるが、都合の良いところ悪いところを選別し観せたいとするものへと編集して1つのカタチにするのである。
その動機としては視聴者が求めるもの、より視聴率のとれるものをという事がおそらくあって。ただ日常的なものというより何かしらイベントが起きなければつまらないというのはおそらく誰しもに共通するところで。演出として非日常ないし非常事態へ近づけるいや装おうという作業が行われることになる。
当初の通報内容によればそれは取材クルーたちが当に待ち望んでいた事態の発生で、退屈そうな彼らが描き出されるもののタイミングの良さからどこか周到に準備された企画における台本や演出、やらせといった要素に意識が行く。しかし実際に見舞われ始める事態は彼らの望んでいたものでは決してないとし、現実と虚構の狭間へと誘われることになる。
同じ建物内に閉じ込められたとされながら、その建物における住人と、通報を受け駆けつけた警察と消防、そして取材クルーとでは三者三様に壁があることも浮き彫りにしながらってな話がまたうまくて。
警察や消防に指示を仰がれながらというのは住人に寄り添うカタチであるが、カメラを撮り続けるというのは一歩引いたカタチで事態へのアプローチで。
しかし彼らの本質は別にあって。真実を伝える義務があると吠える一方で、途中挿まれるインタビューはどこか彼らの望む画を撮りたいとする意志を明確にし、彼らの意志は始めから一切揺らいでいないことをまた示唆している。
どこか小汚さが先行する反面、それこそがリアルであるとする開き直りというか狙いも見事だった。
〇最後に
ありそう…いやなさそう…いやあるかも…いやないって…いやいや…ってな狭間な感じがおもしろかった。さぁ続編続編!!ではでは・・・
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