~1作目の補完~


〇はじめに

 POV方式におけるシリーズにおいて、1作目の穴埋めと外堀の構築(いや埋める?)とをここまでうまくやったのはないんじゃないかな? そもそもシリーズ化に漕ぎつけてるのが少ないか・・・


〇想起する作品

 「バンテージ・ポイント」(2008)


〇こんな話

 撮ります!撮ります!


〇1作目の補完

 全体として前作を補完するカタチで描かれていく別視点という体が当にそうなのだが・・・、


 建物内に突入した警官それぞれにカメラが取り付けられており、FPS要素を醸し出しつつ、指揮系統を建前に時折視点移動を行うことで、本視点とは別の離れた場所に視点があるとする距離感を抱かせる。錯綜する情報に踊らされる警官たちも相まって、前作同様現実と虚構の狭間というところをうまく演出している。


 そこから迷惑な若者たちにお待ちかね前作の生き残りと時間を前後させながら同一時刻別視点としながらカメラが絶妙なタイミングで引き継がれていくのだが、今作における警官内での視点移動と、警官のカメラから若者たちへのカメラの移行が、1作目から2作目への視点移行の縮図であり、1作目の生存者のカメラへとまた還すことでこの作品内の世界をうまく繋ぎ合わせている…縫い合わせている?のよね。


 少しどころか漢気が強くなり過ぎたのだけが難点。


〇最後に

 フィクションであると割り切ってもいると感じる一方、若者たちのいやこいつらが後先考えて行動していると思うか?とどこか馬鹿馬鹿しさも先行するという皮肉なのかふざけてるのかようわからんところもおもしろかったかな。

 ではでは・・・


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