謝罪の王様 (2013)

2020年4月17日金曜日

2013年の作品 ジャンル:コメディ 製作国:日本

t f B! P L


~ごめんで済むなら~


〇はじめに

 一時期私の中で阿部サダヲと濱田岳の区別がつかなかったが、これを観ればもう大丈夫。



〇想起する作品

 「アフターマス」(2017)


〇こんな話

 謝って欲しい人がいる。謝りたい人がいる。



〇めんごめんご

 謝罪までの経緯。ここをパズルの様に組み合わせ…というか絡み合わせるように繋げたのはうまい。

 単に悪意だけが他人様に迷惑をかけるわけではない。たった一時の無神経や配慮を怠った場面における衝突はしばしば。その中でも厄介なのが、それが誰かしらに向いた善意であった場合だ。その善意の余所で、その善意の範囲外で迷惑を被る人間がいる。こういった些細なズレや縺れがどこかで別の衝突を生むことがあるのだと。


 謝罪に至るまでの経緯を素っ飛ばし、原因を余所に謝罪に関する効率的な方法論を先行させる事で、最終的なところで絶対的な謝罪すらも正反対の意を含む場合すらあると繋げたのもまた見事。

 通訳の「大体ね」というのが言語や文化における意味合いの差異のお話であり、大体合ってれば大丈夫なのか、いやそのほんの少しの解釈の違いが致命的な問題に発展するのかと観せたのも素晴らしい。


 謝罪とはカタチだけを取り繕えばいい形式的なものなのか、いや真に求められるべきは内なる謝意ではないのか。いやしかし人の心は見えないわけだからまずはそれを示す上で外見が重要であるし、しかしそれがまた伝わるとも限らない・・・

 まぁ面倒臭いんだわな。だからこそ開き直るのかあきらめるのかいや伝わるまで誠心誠意・・・



 なんか、申し訳ありませんでした!




 ここは完遂してほしかったなぁ~


〇最後に

 まぁ、大体問題無い。


 ではでは・・・


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