~ナゾナゾブーム~


〇はじめに

 これは「CUBE」ではなく「QUBE」なのね。あとREDに準えたのか、池田秀一が声を充ててるのはニッコリするところなのかな?



〇想起する作品

 「SAW」シリーズ
 「ダイ・ハード3」(1995)
 「サマーウォーズ」(2009)
 「9INE ナイン」(2009)
 「Miss ライアー」(2017)
 「金田一少年の事件簿」
 「名探偵コナン」
 「極限脱出」シリーズ
 相棒 シーズン12 第2話「殺人の定理」


〇こんな話

 いつかどこかで体験してきた、今体験している、これから体験するかもしれないナゾナゾブームに浸ろう。



〇法則性

 2よりも大きな偶数は全て2つの素数の和で表すことができるとするゴールドバッハ予想を解いたとされる青年。数学界隈のみならず世間は彼の話題で持ちきりモテモテニヤニヤ。しかし証明を前に部屋が泥棒に入られ、必要なデータを何もかも持ち去られてしまったらしい。ほんとぉ~?


 数学を生きがいにする引きこもりがちな老人。先日自殺を考えたそうだが、友人でもある主治医とのチェスの約束が彼を思いとどまらせたそう。それだけでぇ~? また天才数学者の集いへの招待に心躍らせ今はウキウキワクワクドキドキ。


 頭からトウモロコシを入れると口からポップコーンが出てくるアヒルちゃんなる発明品を自慢げに見せびらかす自称発明家。油圧式プレス機も手掛けたらしい。アルファベット順だよぉ~?


 紅一点。


 以上4名の天才数学者(としておこう)がとあるパーティに招待されての、なんやかんやあっての謎解き脱出デスゲームへ...


 一見ランダムに抽出されたナンバープレートとその車の持ち主、本はアルファベット順に、私は君を知ってる、あなたたち知り合いなの?、羊飼いとオオカミをボートに乗せる、重役出勤、上座に鎮座、ちゅ~...etc.

 参加者となる4人の紹介から、5人のファーストコンタクトを経て、ゲームに至るまで、

 偶然か必然か、とある境遇においてとあるシチュエーションを受けて、勝手に意味や意図を補完することでその場に似つかわしい答えを導き出しその一時は流せてしまう、ある程度広義でどうとでもとれる様々なニュアンスを含ませている台詞や事象の散りばめ方はうまい。


 ただ、作品の惹きであるはずの謎解きが別段物語の本質に関わってくるわけではなく、ナゾナゾブームの必修課題とも言えるようなあるあるネタであることもあって、単に彼らと我々鑑賞者の気を逸らせることに、且つ引き延ばしの機能しかないのは痛いところ。


...電球の問題はそれなりにうまかったかな。


 また...、

 その端末で複雑なナゾナゾの答えをどうやって入力してるの?

 上着忘れるかな~? 都合良く財布落とすかな~? 娘の事故がありながらシートベルトしないで運転ってのは父親としてどうなの? 運転中携帯が鳴っても取ろうとするなよ、仮に出たいのなら車を一旦止めろ。運転免許を持っていない人間に警察がそのまま運転させるかな? 親切心からならパトカーで乗っけてってやればいいのに。

 主催者は本来どのような結末を想定していたの?

...などなど強引な繋ぎが気になり、散りばめられていたヒントに結びついていかない、還って行かないのも痛恨の極みではなかろうか。嫌いじゃないけどね、むしろ好き。



〇最後に

 ナゾナゾ好きなら一度は聞いたことがあるような問題が頻出なので、その懐かしさに浸れたらいいんじゃないかな。またこの作品を期にナゾナゾに浸かっちゃったりと・・・

 ではでは・・・

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