ザ・キューブ ファイナル・トラップ (2014)

2021年12月8日水曜日

2014年の作品 ジャンル:サスペンス シリーズ:勝手にCUBE 製作国:アメリカ

t f B! P L

~約束~


〇はじめに

 キューブってかルーム。原題:「RIDDLE ROOM」


 タイムリミットは24時間...、ほんとは最低でも28時間。


 ファイナルってかエンドレス...



〇想起する作品

 「レナードの朝」(1990)
 「メメント」(2000)
 「トライアングル」(2009)
 「シャッター アイランド」(2010)
 「ミッション:8ミニッツ」(2011)
 「ブレーキ」(2012)
 「+1 プラスワン」(2013)
 「風邪」(2014)
 「リピーテッド」(2014)
 「アルジャーノンに花束を」
 「博士の愛した数式」


〇こんな話

 1月11日にいったい何があったのか??



〇君の望みは?

 邦題のキューブとは名ばかりな、とある一室(ルーム)に閉じ込められた女性。薬理学部で准教授を務めているというエミリー・バーンズはなぜ閉じ込められているのか。犯人と思しき人物から投げかけられる質問は決まって1月11日に何があったのか?」というところに行き着く...


 首の後ろにある腫れ物、室内に取り付けられたカメラ、MOMMYとあるブレスレット、メモの筆跡、家族しか知らないはずのファミリームービー、音楽、マッチの炎、隣室に同じく閉じ込められている友人...etc.


 自身だけでは観察することができない身体的特徴の確認に、別の視点があって比較対象があって定まる(自覚できる)身に付いた知識や技術。また身に纏った物や記録映像・音楽にて蘇っていく記憶。他者(周辺人物、友人)との会話で紐解かれていく混乱。


 エミリー・バーンズという女性を自他共に、内側から外側から多角的に捉えようとする画作りは徹底されており、彼女が置かれている状況(謎)が何を置いても彼女自身の後悔にあるとすることで、ラストの彼女の選択へと強い意思表示へと繋がる流れは合点が行く。

 ただ...、作品の惹きというか抑揚というかメリハリへの危惧や杞憂だろう彼女の扱いに関する演出の数々が、観終えてみると「そうは言っても...、他にもっとやりようがあったのではないか?」とする多大なる疑問になって全編へと還ってしまうのはかなりの痛手だと思う。



〇最後に

 本家のリメイクがあったし、円盤のリリースに当たってまた勝手に「CUBE」シリーズが再燃してくれると面白いなぁ~。

 ではでは・・・


このブログを検索

Wikipedia

検索結果

アーカイブ

QooQ