~明日に乾杯~


〇はじめに

 ホラー映画で別れた彼女(元カノ)が明らかなクソ野郎と再スタートしがちなのって何なの?



〇想起する作品

 「リビング・デッド サバイバー」(2018)
 「ディープ・インパクト セカンドクライシス」(2019)


〇こんな話

 隕石衝突でバイオハザード。



〇今日に乾杯

 ある日、アリゾナ州国立電波天文台が地球へと軌道をとる隕石群を探知。大衆にその事実が知らされる前に大統領は早々にシェルターへと避難した。


 当初は地球をかすめるだけとの見解が示されたが、翌日になってみるとあれまぁこれまぁ~、ロサンゼルスの街は大惨事。飛来した隕石の影響か街には煙が充満し、それを吸った者たちが凶暴化し瞬く間にあえんびえんの絵図に...


 
晴れて獣医になった男に、職を失ってしまった男、失恋し傷心中の男に、別れた直後にも関わらず新しい男を連れてくる女、その他諸々...

 様々な事情を抱えるも取り敢えず明日へと乾杯する近しい~遠からずな関係性の面々が一堂に会したパーティの解散から日を跨いでの再集合。

 酔いつぶれ朝までトイレで寝てしまった兄貴が弟の行方を探し回り近隣を駆け回る姿から、地続きにそれぞれの視点を舞台と舞台とを繋いでいく、遠くに見える火災やヘリが空を飛び交う光景を、TVやラジオから流れてくる情報を彼らがいる世界へと落とし込んでいく導入から見事で。


 舞台を屋内へと移しても高層マンション然り地下駐車場に立体駐車場とその場の特性を生かし、それぞれの視点で起きている事象...点で生じている事象を結び付けていき行く行く線で捉えさせる構図がかなり意識して作り込まれておりその世界へと惹かれるものがある。


 それ故もあり全編を通して諸々のフラグも端的でわかりやすく、事態の全容が解明されることはないものの、その未知の事象の中で奔走する明日何が起こるかわからずともまず今日を生き延びようとする、今を一生懸命生き抜こうとする彼らの姿(希望と絶望)が映える。取り敢えず明日に、いや今日に、今この瞬間に乾杯!!



〇余談

 交通事故のシーンで車のガラスが割れる、物資の収拾に車の窓ガラスを割るシーンがおそらく意識的に描き出されてるんだけど何かこだわりや意図があったのかな? 撃たれるシーンもか。



〇最後に

 この方をもう少しフィーチャーしていただけたら良かったな。


 ではでは・・・


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