~石油産業~


〇はじめに

 ボコボコと海底に穴を空け乱掘してきたツケがどこかで回ってくるのかも...



〇想起する作品

 「TSUNAMI」(2005)
 「ワールド・オン・ファイアー」(2012)
 「ドローン・オブ・ウォー」(2014)
 「アイス・ロード」(2021)


〇こんな話

 海底地滑北海油田原油流出海上大炎上。



〇海の国

 長年ノルウェー国家を潤し支えてきた北海油田において海底地滑りが発生。メキシコ湾原油流出事故の350倍の被害が予想される事態が起きようとしていた...


 海洋調査のスペシャリストであるソフィアは、石油リグで働く
シングルファーザーのスティアンと交際を始めて9ヵ月。お子さんとの関係も至極良好。しかしお相手の家のベッドで裸で目覚めながらも同棲には至っておらず、歯ブラシに始まり日用品に常備薬と(場合によってはコーラとハンバーガーも?)全て大きなバッグへと詰め込み持ち歩いて回る生活を続けている。


 相棒のアルトゥルはというと、エンジニアとしては超優秀であるが、コミュニケーションに多少不安を抱えている模様。しかし初対面を除き打ち解けてしまえば誰よりもはっちゃける実質コミュ強星人だ。


 この遠隔操作ロボットの目を通し少し離れた場所から現場を伺う且つ、石油産業を直接的に支える者たちの少し外側にいる2人のエンジニアを、

 石油リグという危険な現場(前線)で働く者たちと、それを比較的安全な場から統括する者たちの両者の繋ぎ役として機能させ、それぞれの立場や主張を明確にすることで、


 環境問題への憂慮はもちろん、エネルギー産業が直面している問題、現状生じているまたはこれから生じうる矛盾を省みさせようとする訴えは、繊細に描かれるどの先にも必ずいる個々人の感情の機微も相まってかなり寄り添いやすいものだった。だからといってすぐさま何ができるか、解決策があるのかは別問題として。



〇メモ

 ストレッガ地滑り



〇最後に

 フィヨルド津波、大地震と来てこの海底地滑り。現実問題無いに越したことはないけれども、ノルウェー産ディザスターパニックが取り組む次の問題(題材)を楽しみにしてしまうのは複雑なところ。

 ではでは・・・


このブログを検索

Wikipedia

検索結果

アーカイブ

QooQ