~トンネルという導線~
〇はじめに
「THE WAVE ザ・ウェイブ」や「THE QUAKE ザ・クエイク」もそうなんだけど、ノルウェー産のディザスターパニックはエンタメとして向きあえるそれじゃないんだよね。画期的な打開策など無く、ただ大いなる力の前にひれ伏すのみ。
〇想起する作品
「デイライト」(1996)
「ボルケーノ」(1997)
「THE WAVE ザ・ウェイブ」(2015)
「THE WAVE ザ・ウェイブ」(2015)
「THE QUAKE ザ・クエイク」(2018)
〇こんな話
見えなくても道はある。
〇トンネルという導線
ノルウェーのトンネルには避難出口や通路が少なく、非常時の避難は運転手の自己責任だという... 時はクリスマスシーズン。街へと通じる唯一のトンネルを通り抜け人々は皆家族の下へとまた家族と共に家路についていた。
そんな折、トンネル内でタンクローリーが事故を起こし爆発大炎上。目的地への道は塞がれ、立ち込める黒煙によって退路も塞がれてしまうのだった...
母の死を引きずる息止めのスペシャリストの娘と、妻の死を乗り越えようとする元救助隊員の父を中心に、
トンネル内部で生存サバイバルを繰り広げる者たちと、トンネル外部で各現場各部署で得られる情報を共有しそれを基にあらゆる方法を模索し連携して救助活動に当たる者たちまた傍観する他無い者たちを通して描かれる親子の家族のドラマがメイン。
トンネルの始まりと終わり。トンネルという穴は1つか?2つか? 誰かにとっての入口は誰かにとっての出口で、また誰かにとっての出口は誰かにとっての入口で。
場所と場所とを、人と人とを繋いできたトンネル。その導線によって築き上げられてきたナニカを繋ぎとめようとする取り戻そうとする、過去から未来へと受け継いでいこうとする熱きドラマにほろりとした。
〇最後に
ジンジャーブレッドのネタってのは時期的なものなの? それともお国柄的なものなの?
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