~現象の簡略化~


〇はじめに

 勝手に「アルマゲドン」シリーズ第3弾!!

 原題:「POLAR STORM」

 「HEROES」のお父さんが主人公だよ。



〇想起する作品

 「ザ・コア」(2003)
 「滅亡の黙示録」(2008)
 「アースフォール」(2015)


〇こんな話

 コペルニクス彗星が地球に接近するとのことで、電磁波の影響が懸念されていた...


 とある博士は太陽への接近で彗星のコアに何らかの影響が生じれば、最悪地球へ衝突する可能性もあると危惧...


 彗星は衝突軌道に入らなかったものの分裂...


 直径300mの破片が地球に落下した...


 すると各地で地震が多発し、


 オーロラが観測され始めた...




〇対策1

 彗星の欠片の衝突により地球の自転軸が10°ズレており、自転軸と磁極とがズレたことで、磁場に深刻な影響が出るそう...

 大丈夫大丈夫、自転軸も磁場も自然に戻るから~


 結果:全然戻らん、ぐちゃぐちゃや~(;゚Д゚)


 これもいずれ消え、太陽に対して無防備に・・・



〇対策2
 彗星の欠片が衝突した地点と真逆の地点で同威力の衝撃を与えて自転軸を矯正だ。

 もちろん核爆弾!


 ロシアにも協力要請!!


 潜水艦だぁ~


 この、核!...ロシア!...潜水艦!...の怒涛の流れは「ソーラー・ストライク」(2006) っぽいと思ったけど、同じ監督だったね~。

 結果:何とか元通り



〇説明の簡略化

 彗星にも磁場があり、地球へと接近することでの電磁波の影響を、磁石コンパスを用いて...


 太陽の位置のズレ、地球の自転軸がズレていることは日時計を用いて...


 磁極の逆転の前兆を、ネットニュースでポンポンポン!




 地球の内部構造と磁場の成り立ち、自転軸と磁極のズレの説明には、プラム(なんだろこれ?)を使用...


 電子機器のみならず、その使用者も焼く電磁波...



 見えるところの影響と見えないところの影響...


 またその前兆となる音...

 

 この手の作品は雰囲気と感情で語ってしまうことが多く、割とまじめなシミュレーションだった前作「アルマゲドン2008」(2007) ですら、彗星を核ミサイルで迎撃することの説明として、スイカ(だったけ?)でどうのこうのと怒り狂いながらお盆にコップ叩きつけて氷ガシャガシャ潰してちょっと何言ってるのかわからない状態だったんだけど...

 今作は現象とその前兆の可視化、またその原因となる事象の説明の簡略化が割かし冷静で丁寧なので、これから見舞われるだろう事態への危機感の演出がピカイチだった。それらへの対応の魅せ方には疑問が多々残るものの...

 相も変わらず家族関係はギクシャクしており、この手のジャンルは違いを生み出せる家族ドラマの設定考える方が大変になってそう...


〇最後に

 また来年~(^^)/



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