~核兵器廃絶~
〇はじめに
「ザ・コア」(2003) を超絶地味に結構真面目に作り直した感じ。あちらは外核の流動を自転と絡めていなかったんだけど、こちらはちゃんと自転との関連としているんだよね。原題:「POLAR OPPOSITES」
太陽活動が通常であるにも関わらず、地表の太陽放射レベルが増加...
地球の自転が遅くなっていることが観測される...
このままでは地磁気が弱まり、太陽(太陽放射)に対して無防備に...
また磁場のゆらぎが両極の多重化をもたらし、
究極磁極が反転し、全てが逆さまに! 生命のリセット!?
〇対策
人類の度重なる核実験によって生じた歪みの蓄積を地球が独自に修正を試みていたそうで... 人類の所為で地球が壊れたことに違いないが、起きている現象は崩壊の序曲ではなく回復の兆しで...
人類はもう何もするな(>_<) 特に核実験( ˘•ω•˘ )
〇ガイア理論
何の根拠も無く直感を頼りにしたが故に、同僚には一切評価されなかったが、SFファンの間では一世を風靡した理論を提唱した科学者... 絶対的な根拠ありきで一切の飛躍無しの観測された事実に基づく事象現象のみを信じる科学者...
個人ではなくイチ国単位で物事を考える政府や軍関係者...
地元に寄り添いまた何より生身の患者に寄り添う医師...
「将来を見据えた理論」~「今眼前にある事実」...「国家という概念の危機」~「イチ個人の生命」...
「ザ・コア」(2003) の様にCG映像で魅せられない分、方向性の異なる者たちの視点を明示し、その対立と議論とで多角的に地球規模の現象にアプローチする事によって、地球の自転が遅くなったことで生じ得る現象を可視化させる試みは至極丁寧に感じる。
またありがちな「地球(現象)VS人類」という別個の対立とするのではなく、「地球&人類」「地球=人類」「地球>人類」という観点で人類の傲慢さや過大評価を説き、訴えんとする様はこの手の作品では中々無かった手法で面白かった。
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