~竜巻という脅威~
〇はじめに
竜巻は局地的で短時間の現象だから観測や予測が難しいという話だけど、今現在どこまで精度が上がっているのだろうか・・・〇想起する作品
「ツイスター」(1996)
「ストレンジャー」(2010)
「ストレンジャー」(2010)
「Mr.トルネード 藤田哲也 世界の空を救った男」佐々木健一
〇竜巻という脅威の再認識
家族を蔑ろにしてまで竜巻の追跡と観測に明け暮れた男。そんな彼の理論と長年の経験に基づく勘は同僚にも一目置かれており、彼自身絶対的な自信があった。しかし見誤り、そのたった一度のミスで最愛の妻を亡くしてしまう。彼はその傷を10年引きずっている...
10年前の竜巻の被害を取材しリポートする女性。彼女は全国ネット(?)でその悲劇を伝えようとする人間にありながら、スクープ欲しさに自身の名声欲しさに竜巻の現場の最前線で無知をひけらかし野次馬根性を爆発させ、勝手に九死に一生を得る...
10年前の竜巻による被害で瓦礫と化した一画に新しく建設された感染症研究センター。竜巻が相次ぐ地域とわかっていながら別の危険が孕む施設を建設することへの疑問に、いやその竜巻による損害からの地域経済の復興と活性化に一役買っているのだとする一面を垣間見せる...
ほぼ母子家庭...父子家庭...叔母と同居...を経て結婚を視野に入れた男性がいる娘...
相も変わらず竜巻を追いかけていた親友...
昇進し消極的になってしまった同僚...
10年の時を経て尚、竜巻警報を出し渋る署長にイライラが募るが、誤報の増加で警報への信頼や危機感が薄れてしまうという理由は一理ある...
現場において竜巻を目視で確認し、その一報を受け気象観測所の観測機器(データ)で確認を行い、警報の有無を判断する流れがどうもまどろっこしく感じてしまうのだが、この間や手間の中に10年の時を経て変わったモノと変わらなかったモノの一面と側面を映し出す事で議論の余地を残しているのがこの作品のうまいところ。
竜巻の脅威の認識と再認識はもちろん、これで終わりなのではなくこれからどう向き合っていくのか付き合っていくのかを問いかけている。
〇最後に
日本でも珍しくなくなってきてるから怖いね・・・
ではでは・・・
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