~シミュレーション~


〇はじめに

 勝手に「アルマゲドン」シリーズ第2弾!!

 原題:「COMET IMPACT」
 劇中の表記:「IMPACT EARTH


 前作は「アルマゲドン」(1998) リスペクトだったが、こちらは彗星衝突ということもありどちらかというと「ディープ・インパクト」(1998) 寄り。


〇想起する作品

 「ディープ・インパクト」(1998)
 「サイレント・ワールド」(2004)
 「2012」(2009)
 「メランコリア」(2011)
 「エンド・オブ・ザ・ワールド」(2012)


〇こんな話

 監視網を逃れた彗星がアイルランド沖に落下...



 アイルランドは津波により甚大な被害を受けた...


 これは数千年に一度の現象だと専門家は諭すが、同郷から新たな彗星群が地球へと向かっていた...



〇対策1

 核攻撃による軌道転換作戦。

 地球への衝突軌道から逸らせられれば良いが、爆散しきらず大気圏で燃え尽きないほどの大きさの欠片がそのまま地球へと降り注ぐことになると、全世界地球規模での被害になる可能性があるため、対策2との議論を巻き起こす。

 追跡可能な1個の大きな彗星が予測可能な範囲に落ちることでの大規模な被害か、追跡しきれない何百もの彗星が地球全体に降り注ぐことでの予測不可能な被害か。



〇対策2

 衝突位置を特定し、避難計画を立てる。

 こちらを選択。アメリカなら耐えられる、乗り越えられる...



〇シミュレーション

 地球近傍天体(NEO)研究チームの一員であり、彗星や小惑星の監視を生業とする男。地球への万一の衝突物の飛来を警告することができる男。彼は監視網を逃れ地球に衝突したロッコール彗星による被害を目の当たりにし、自身の過失であると犠牲者の死を背負い込む。


 新たな彗星衝突までの1年をリアルタイムではありながらも、この後悔に苛まれるニール・ガントという男の回顧録を織り交ぜることで、彼自身の心情の整理をベースに据え、過去の事例とこれから起こり得る事例の照会を以て、対応に当たる者たちの異なる立場によりまた異なる優先順位から導き出される対応策を議論していく様は、昨今のコロナ禍の迷走を目の当たりにしていることもあって、中々におもしろいシミュレーションになっていると思う。

 実際のところどうするんだろうね? どうもできないのか・・・



〇最後に

 また来年~(^^)/



このブログを検索

Wikipedia

検索結果

QooQ