~相対時間~
〇はじめに
原題:「SUPER CYCLONE」これは中々に引き延ばしがすごい。
〇想起する作品
「ディープ・ブルー」(1999)「ソーラー・ストライク2012」(2009)
「バーニング・オーシャン」(2016)
〇こんな話
石油リグにサイクロンが近づいている中、海底掘削においてマグマを掘り当ててしまい溶岩が流出...〇時間は相対的なもの
気象学のスペシャリスト、構造工学のスペシャリスト、石油リグの安全管理のスペシャリスト、海のスペシャリスト、軍人さんたち、各々の現場のスペシャリストが集結し、スーパーサイクロンに挑む様を描く...テレビ映画というのも影響しているのか、引き延ばし感が半端じゃない。早々に対策本部と主人公たちを引き剥がし、まず合流するまでを延々と描き出すのだが、その過程がまたすごい。
CMを挟んで時間が戻る現象を多々経験したことがあると思うが、この作品はCMを挟むところもそうだろうし、さらに各パートの繋ぎでそれをやってのけ、その繋ぎの間に何度も同じCGを多用し、またスローモーションや根性論の多用で極限にまで時間を引き延ばすのである。
切羽詰まっている状況を延々と演出していながら、時間の巻き戻しとゆっくり再生で「まだそこ?」と焦らし、ありがちな舞台の瞬間移動で「今どこだよ?」と混乱を引き起こす様は、さすがのB級映画鑑賞のスペシャリストたちでも相当しんどいと思う。
スペシャリストの皆さん、挑んでみては如何か?
0 件のコメント:
コメントを投稿