~洞窟ワニワニパニック~


〇はじめに

 原題が「BLACK WATER: ABYSS」とあり、同監督の「ブラック・ウォーター」(2007) の続編みたい。



〇想起する作品

 「オープン・ウォーター」シリーズ
 「地獄の変異」(2005)
 「127時間」(2010)
 「サンクタム」(2011)
 「ストレージ24」(2012)
 「Xibalba シバルバ エイリアン・オブ・マヤ」(2017)
 「クロール 凶暴領域」(2019)


〇こんな話

 洞窟内でワニワニパニック!!



〇暗闇が浮き彫りにするモノ

 どこの探検サイトにも載っていない金の匂いのする未開の洞窟を発見したツアー会社の友人キャッシュに声を掛けられたエリックは、恋人のジェンとライターをしている友人のヴィクターとその彼女のヨランダを誘い洞窟探検へと出かけていくのだが...


 ダブルデート兼探検へと出発する日の朝になって、バスルームでエリックの携帯をコソコソ覗き見ているジェン。長く続いた2人の関係に終焉が近いのかもしれないと憂い、その原因を探っていた様だ。


 旅先の酒場(決起会)にて水を口にしていたヨランダはジェンに何かを勘づかれ白状、ヴィクターにもまだ報告していない妊娠を彼女に告白し祝福される。別れが近いかもしれないジェンとエリックのカップルとは裏腹に、ヨランダとヴィクターの関係は確固たるモノとなりそうだ。


 そんな4人の男女+α、2組のカップル+αが、これから歩むだろう歩んだかもしれない不安と希望に満ち満ちた未開の洞窟内にて見舞われるワニワニパニック...

 事態に見舞われた事での不意なカップリングから見えてくる性格の一致と相違、またその相性(アウトドア派とインドア派)、

 話し手と聞き手、またそのタイミングによって変わってくる妊娠報告の意味合いにと、

 洞窟内という暗闇において至極見えにくいワニの全貌とは裏腹に、ワニの確かな襲撃と被害を以て表出し浮き彫りとなっていく
男女関係における解れや綻びの演出は素晴らしかった。それに伴うドラマはまぁ・・・



〇最後に

 「グレート・ホワイト」(2021) もそうなんだけど、この生存者の選出ってのは昨今の動向や流行の現れなのかね? 前作に当たる「ブラック・ウォーター」(2007) をまずは観てみるかな。いつか・・・

 ではでは・・・

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